今回の2024年コミコン遠征では、『原神』と『崩壊:スターレイル』の2作品にまたがる複数のホヨバースキャラクターのコスプレを用意しました。連日の撮影は体力・メイク造形ともにまさに試練の連続でした。1枚目の濃紺のローブは地模様入りの生地に銀色のパイピングが美しく映える一着。銀白のウィッグと発光ヘッドドレスに負けないよう、紫のカラコンで眼差しに威厳を持たせました。片手を前に突き出す攻撃姿勢を格好良く決めるためステッキの握り角度を細かく調整し、背筋をピンと伸ばしてキャラクター特有の威圧感を意識しています。2枚目は黒のショートヘアにオレンジのメッシュが入ったスタイリング。肩マントにあしらわれた金色のラインが視覚的な立体感をプラスしています。長槍を手にして片膝をつくポーズでは、白いパンツにシワが寄りすぎないよう配慮しつつ、腕の力で重い武器をしっかり固定して躍動感あふれる瞬間を捉えました。硬いイベント会場の床では脚の重心バランスが特に重要になります。3枚目は白と黒のモノトーンが際立つ中華風の装いで、金属の甲冑と赤いタッセルが絶妙なアクセント。現場で購入したタピオカミルクティーを小道具に使うことで、シリアスになりすぎない親しみやすさを演出しました。甲冑の留め具は移動中に外れないようしっかり固定しています。4枚目の青白セーラー調の制服セットは、プリーツスカートとオーバーニーのストッキングの王道コーデ。歩行時にストッキングがずり落ちやすいので、滑り止めテープの携帯は必須です。長剣を構える際は、左手の指先の所作と脚の引き上げを連動させてスカートの広がりを綺麗に見せました。刀身の反射が強いため、現場ではテカリが出すぎないライティングの角度を探る必要があります。5枚目の白髪ロングに中華スタンドカラーの衣装は、ウエストの透かし彫り文様がボディラインを際立たせるため、事前の体型・姿勢管理を徹底して臨みました。手元の発光カードに会場のホログラム風ルーンエフェクトとドライアイスのスモークを合わせ、カメラのシャッタースピードを調整しながら煙の濃度や風向きに合わせてベストな瞬間を狙いました。6枚目から8枚目の紫髪のスタイルでは、金属リングやタッセルが付いた大がかりな髪飾りが非常に重く、ウィッグネットに何本ものヘアピンを打ち込んで厳重に固定。紫と白のドレスは胸元の宝石飾りやフリルが緻密に作り込まれており、扇子を広げる際の手首の返し方にも気を配りました。長時間の移動でリボンや紐が緩みやすいため、こまめなお直しが欠かせません。8枚目の完成カットは、光る古代文字が刻まれた浮遊する石段と星空の背景に佇む構成。撮影時から頭の中で空間の広がりをイメージし、レタッチの際も光の馴染みとエッジの境界処理に細心の注意を払いました。イベント会場の撮影エリアは照明が乱反射しやすいため、できる限りトップライトのある場所を選び、出立前にウィッグをハードスプレーで固め、メイク直し道具を常備しておくことが、レンズの前でキャラクターの完成度を保ち続ける秘訣です。