本日ついに『崩壊 3rd』エリシアコスプレによる花嫁スタイルの撮影が完了しました。構想からスタジオ撮影の完了まで、準備におよそ数週間の時間を費やしました。衣装とウィッグが届いた当初は屋外ロケも検討したのですが、この花嫁衣装の特殊な素材感、すなわち何層にも重なる繊細なチュールやグラデーションカラーが屋外の自然光では白飛びしやすい点を考慮し、最終的には教会風の屋内セットを組み上げることに決定。純白とペールブルーの装飾を施し、淡いトーンの衣装と調和させた二次元撮影の舞台を整えました。
まずはヘアメイクと衣装のディテールについて。エルフ耳は事前にオーダーメイドしたもので、フィット感が良くウィッグの内側に自然に隠れて違和感がありません。ピンクからパープルへと移ろうグラデーションウィッグはレイヤーを丁寧にカットし、前髪の質感をキープするためにスタイリング剤をしっかり使用しました。頭上の花冠とウェディングベールはこのスタイリングの魂とも言える存在で、白く長いベールはトレーンの広がりが非常に美しい反面、スタジオ内では静電気を帯びやすいため、アシスタントに小まめに直してもらいながらの撮影となりました。スカートのレイヤードは非常に贅沢で、繊細なラメが煌めく半透明のチュールの内側にふんわりとした白いパニエが重なり、サッシュベルトの紫のリボンと金色の鈴の装飾が細部の魅力を極限まで高めています。この衣装に合わせて、足元には金色の模様があしらわれた白ストッキング(レッグカバー)と白のハイヒールをコーディネートしました。
撮影機材には今回もソニーのミラーレス一眼を使用し、大口径の単焦点レンズを合わせました。スタジオ内のセットが非常に華やかで色彩も多いため、ボディが持つ優れたカラーサイエンスとダイナミックレンジがこの空間で大いに真価を発揮してくれました。被写体を際立たせるため、メインライトにソフトボックスを装着して正面から顔を照らし、さらに長条のストリップライトを輪郭光(リムライト)として配置。ピンクの髪とベールの輪郭を繊細に縁取ることで、花々に囲まれた背景から人物を美しく浮かび上がらせました。
撮影は体力の消耗が激しく、特に終盤の全身カットでは、かなり高いハイヒールを履いてバランスを保ちながら、スカートの裾やベールを引き寄せて裾を持ち上げるポーズを取る必要がありました。スタジオ内は室温が高めで、これほど重厚なドレスを身に纏いながら表情や視線をコントロールするのは至難の業でした。スカートの最も美しいドレープを捉えるため、カメラマン(=私自身)として何度も画角やカメラ位置を微調整。時には完璧な環境光のタイミングを待つため、同じ姿勢を長時間キープし続けることもありました。
現像・レタッチの工程では、何より空気感の創出に重きを置きました。撮って出しの段階で光が十分に柔らかかったため、極端な色調補正は行わず、ピンク、ブルー、パープルの主要3色を美しく統一。コントラストをわずかに落としてシャドウ部を持ち上げ、幻想的なソフトフォーカス効果を加えることで、まるでおとぎ話の世界のような質感へと導きました。素肌のきめ細やかな質感はしっかりと残し、過度な美肌加工を避けてリアリティある美しさを大切にしました。
全体を通して試行錯誤の連続でしたが、完成した写真のクオリティを目にした時、注いだ時間と情熱のすべてが報われたと実感しました。また機会があれば、この花嫁スタイルの夜空・星空バージョンにも挑戦してみたいと思っています。