今回の『崩壊3rd』(崩壊3rd)エリシア(エリシア コスプレ)の野外ロケでは、ピンクミューリー(ピンクの草原)をロケーションに厳選しました。ピンクと白が織りなす空間の色彩が、キャラクター本来の世界観と完璧に呼応したからです。納得のいくクオリティを追求する上で事前の仕込みは何より重要であり、今回は撮影の舞台裏について詳しくご紹介します。
ウィッグと髪飾りに関して言えば、ピンクのウィッグは毛先がパサつきやすく扱いが難しいため、出発前にヘアアイロンで一本一本毛流れを整え、毛先に自然なレイヤーカットを施しました。頭上のうさ耳飾りと内側のレースベールはヘアピンと特殊糊で二重に固定し、風が吹く野外でも装飾が崩れないよう配慮。背中の小さな白い羽は透明ストラップを介して肩と胸元の留め具で連結し、白のワンピースの外側に着用することで衣装の美しいシルエットを崩さないよう工夫しました。白地の衣装は透けやすいため、肌色のインナーを着用して美しく清潔感のある立ち姿をキープしています。
衣装には繊細なパーツが凝縮されており、胸元のルビー調ビジューや腰元の金の鈴金具は出発前に緩みがないか念入りに点検。スカートのプリーツやレースフリルは着席や歩行のたびに乱れやすいため、携帯用スチームアイロンを持参し、撮影の合間にも手作業でドレープを整え続けました。メイク面では甘く優美な雰囲気を際立たせるため、ピンク系のアイシャドウで目元を彩り、アイラインは跳ね上げすぎず自然に長さを強調。繊細なロングつけまつげにツヤ感のあるリップティントを合わせ、透明感あふれるベースメイクに仕上げました。
画面に物語性を吹き込むため、今回はバイオリンのプロップを用意しました。専門的な演奏経験はありませんが、自然で正しい構えを再現すべく鏡の前で入念に練習を反復。ネックを支える手首は脱力させ、弓を握る指先と弦の角度が平行を保つよう意識することで、単に重い小道具を持っているのではなく、心から音色を奏でているかのようなリアリティを追求しました。表情管理も同様に重要で、エリシア特有の優しさと自信に満ちた眼差しを宿すため、表情筋を緩めて軽く顎を引き、柔らかな自然光の下でカメラを見つめました。
野外撮影はコンディション管理の真剣勝負です。幻想的なピンクの草原には虫が多く、手足に虫除けスプレーを丹念に吹き付け、立ち上がる際も棘のある草木で肌や衣装を傷つけないよう細心の注意を払いました。カメラマンさんの腕も素晴らしく、美しい拡散光の時間帯を逃さずシャッターを切り、レフ板で光を回して素肌のきめ細やかな透明感を引き出してくれました。コスプレ撮影は体力を要しますが、メイク、衣装、所作を徹底的に突き詰めることこそがキャラクターへの至高のリスペクトだと信じています。天候とロケーションに恵まれた素晴らしい撮影となり、注ぎ込んだ情熱を皆様に感じていただければ幸いです。