一体どこの衣装に6本もショルダーストラップが付いているの!? IDOアニメフェスティバルから帰宅して写真を整理しながら、この衣装のデザイナーさんの並々ならぬこだわりを痛感しました。ただのドレスかと思いきや、肩周りの構造にこれほど工夫が凝らされているとは思いませんでした。この6本のストラップはドレスの重さを支えるだけでなく、黒地に紫のアクセントが効いた構造の中で非常に重要なライン美を生み出しています。鎖骨で交差する2本の細いストラップがフロントの星のバッジやメタルチェーンと合わさり、歩くたびに繊細で美しい揺れ感を演出してくれます。
エリシア コスプレを完璧に再現するため、今回はかなり長い時間をかけて準備しました。ウィッグは前髪のカールや両サイドのふんわり感を調整し、高発色なブルーのカラコンにエルフ耳を合わせ、メイクは透明感と目元の横幅のバランスを重視しました。ピンクのロングヘアに映えるよう、カラコンは少し明るめのトーンを選びました。このドレスを着る工程も非常に複雑で、特に6本のストラップは鏡の前で位置を何度も合わせないとズレたり見えてはいけない部分が出てしまうため、しっかりと位置を決めることで初めて美しいショルダーラインが際立ちます。
今回のIDOアニメフェスティバル会場は照明環境がやや複雑で、ホールの光が暖色系になったり白色系になったりと、撮影には少し苦労しました。ベストなアングルを探すため、現場でいくつかの構図を試しました。特に2枚目の写真がお気に入りで、胸元に手を添えてネックレスを指差すポーズがネックレスの繊細なディテールを美しく見せ、深Vネックから覗く鎖骨やハイウエストの切り替えとベルトが抜群のスタイルアップ効果を生み出しています。黒紫のジャガード生地は余計なテカリが出にくく、白飛びの心配もなく非常に高級感のある質感に仕上がりました。
キャラクターを表現する上で、全体の空気感作りは欠かせません。手にした白薔薇と青薔薇の花束は、黒ドレスが与える少し硬めの印象を和らげるためのものです。白いサテン手袋にあしらわれたレースや星のモチーフが、少女らしさとキャラクターの神秘的な気品を見事に融合させています。タイトなドレスは着心地の面で動きにくさがあり、特に来場者の多い会場内でネックレスや花束を引っ掛けないよう注意が必要でしたが、ブースの前に立って周囲の温かい視線を感じた瞬間、6本のストラップを苦労して整えた甲斐があったと実感しました。
今回の撮影は現場の雰囲気を肌で感じ、コスプレ日常として『崩壊3rd』を愛する仲間たちとキャラクターについて語り合うことが大きな目的でした。光の綺麗な一角でバストアップやアップの写真を撮影しましたが、右手の人差し指でネックレスを軽くつまんだカットが一番カバーにふさわしいと感じました。視線の導線や手袋・ドレスの光沢感がキャラクターの魅力を余すところなく捉えているからです。イベント写真を整理しながら、裾の縫製や背中のファスナー構造など、細部に至るまで完成度の高さを再確認しました。今回の投稿は当時のコーデと気持ちを留める大切な記録です。