今回のイベント写真は、軽装版のエリシアを選び、全体的に夏らしく爽やかな空気感に仕上げました。『崩壊 3rd』のキャラクター本来の持つ透明感に合わせるためにアイメイクはあえて薄めに仕上げており、屋内の照明の下、髪色やウィッグの質感がとても柔らかく表現されています。
トップスのシフォン(薄紗)素材はドレープ感が良く、袖口のリボンは大きな動きをしても型崩れしないようにしっかりと固定処理を施しました。反射する床の上に裸足で立つのは少し冷たかったですが、画面の構図(見栄え)のためなら十分に価値がありました。撮影中はいくつかのアングルを試しましたが、最終的に床に寝そべるこのポジションに落ち着きました。脚のラインが美しく伸びることで、画面全体がよりゆったりと美しく見えます。カメラの視点を少し低く下げる(ローアングルにする)ことで、背景の通行人が程よくボケて、イベント会場ならではのリアルな臨場感を出すことができました。
小道具には透明なビニールバッグ(充気包)をアクセントとして取り入れ、ちょっとした遊び心(連動感)をプラスしました。こうした会場でのカジュアルなスナップ撮影は、雑多な環境の写り込みを避ける技術や、正確なフォーカシングがより試される二次元撮影となります。首元のビーズチェーンや手首の金属リングなど、衣装のディテールも浅色系のトーンと非常によく調和しています。エリシアというキャラクターは、元々活発で明るい気品が魅力なので、お気に入りのカットを選ぶ際も、できるだけ表情をリラックスさせ、作り込んだポーズ特有の違和感を減らすように意識しました。あえて大きめのモーションを作ることで、水着コスプレとしての仕上がりがよりナチュラルになります。ライティングの処理ではわずかにアンダー気味に抑えることで、ハイライトの細部をより多く残し、肌の質感と衣装の生地のディテールが綺麗に描き分けられるように工夫しました。