広州の白ホリスタジオで行った今回の撮影について語っていきましょう。今回のコンセプトは、徹底してシュールで抽象的な世界観を追求することでした。鮮やかなイエローのアニマル着ぐるみに身を包み、牛角のカチューシャとモコモコの耳を装着し、白ソックスを履いて、全力でアニメのネタ(二次元ギャグ)を仕掛ける撮影です。衣装は非常にゆったりとしたシルエットで、身体のラインを強調することは一切せず、肩の力の抜けたお茶目で愛らしいニュアンスを捉えることに注力しました。そのため所作やポージングが表現の核となり、撮影中は笑いを懸命に堪えながら、極めて真剣な面持ちで大げさなアクションを繰り広げました。
今回の撮影において小道具はまさに命であり、世界観の魂そのものでした。柄の長い鉄の熊手、赤白ストライプのポール、青いヘビのぬいぐるみ、そしてイミテーションの岩など、どれを組み合わせても即座にシュールなドラマが生まれます。熊手を担いで前かがみになり、草を一本くわえながら無垢で気ままな視線を投げかけるポーズは個人的に大のお気に入りで、ギャップの面白さが一気に際立ちました。また、床にうつ伏せになって片手を鉤爪のように前へ突き出し、傍らに青いヘビを転がす構図では、得体の知れない小動物を捕獲しようとしているかのような不思議な臨場感が生まれました。さらに仰向けになって両脚を高く掲げるポーズでは、白ソックスと黄色のパンツが視覚的に鮮やかなリズムを描き出しました。着ぐるみの裾幅が広いため、脚を持ち上げた際に布地が自然に滑り落ち、着膨れすることなく心地よい立体的な空間を生み出して、このナンセンスな撮影に最高のスパイスを添えてくれました。
ロケーションには如願映画撮影スタジオの白ホリを選びました。純白の背景はハイキー撮影にとってまさに最高のキャンバスです。光がムラなく均一に回り、露出を少し調整するだけで、衣装の高彩度なイエローが純白の空間と鮮烈なカラーコントラストを描き出しました。メイン機材にはパナソニックS9を採用。撮って出しの発色が極めてクリアで、特に黄色と青色のトーン再現が素晴らしく、青いヘビのトイと黄色い着ぐるみの鮮やかな対比を見事に捉えてくれました。被写体の躍動感を活かすため、ハイアングルの俯瞰からローアングルのアオリまで奇想天外なポーズを次々と繰り出し、カメラマンさんも私のテンポに合わせて焦点距離を自在に切り替えてくれました。背景に一切のノイズがないからこそ視線が人物と小道具へダイレクトに集中するため、表情管理や指先のニュアンス、瞳の焦点に至るまで一切の油断が許されませんでした。
今回最も笑いを堪えるのが過酷だったのは、床に這いつくばって前方に手を伸ばすカットでした。スタジオの床がツルツルと滑り、周囲に小道具が散らばる中、体幹でバランスを保ちながら、カメラへ向かって鬼気迫る表情で手を伸ばし続けました。白ホリの強いストロボ光を浴び、着ぐるみ生地のほのかな光沢が豊かな陰影のグラデーションを描き出してくれました。シュールなポージングに研ぎ澄まされた真顔を合わせることこそ、不条理主義写真の真髄だと感じています。撮影中、奇妙な小道具や鏡に映る自分の牛角姿が目に入るたびに吹き出しそうになり、クールさを装うのは至難の業でしたが、最後は開き直った気ままなテンションで全カットを駆け抜けました。今回の白ホリの記録は純粋なイマジネーションの解放であり、この突き抜けたナンセンスな空気感を楽しんでいただければ幸いです。