重慶の民宿で配車を待つわずかな合間に、5分間でサクッと撮り下ろした写真です。短い時間でしたが、空気感たっぷりの仕上がりになりました。この中庭はしっとりとした緑に包まれており、敷き詰められた砂利道やウッドデッキ、アジサイの茂みやラタンチェアが調和して、まさに思い描いていた通りののんびりとした屋外ロケーションでした。衣装には白のオフショルダーニットトップスにフリルミニスカートをチョイス。爽やかで通気性もよく、ピンク髪コスプレのウィッグはサイドの低い位置で三つ編みにし、ひまわりとデージーをあしらった小さな麦わら帽子を合わせました。全体のカラートーンが背景の緑と絶妙にマッチしています。
その日一番の嬉しいハプニングは、突然どこからともなく現れた三毛の子猫でした。まったく人見知りせず、私の足元をぐるぐると回って甘えてくれたのです。しゃがんで指先でじゃれ合う瞬間を何枚か撮影したのですが、猫とのふれあいで寄ってくる仕草が本当にたまらなく癒やされました。また、ピンクのアジサイを見上げるアップのカットもお気に入りのエモーショナルな一枚です。ちょうど木漏れ日が葉の隙間から顔に柔らかく降り注ぎ、無理にポーズを作らなくても、静かに佇んでいるだけで心地よい空気が生まれました。
今回の屋外ポートレート撮影では人工的なライティングはほとんど使わず、すべて自然光で撮影したため、とても透明感のある質感に仕上がりました。構図の面でも手前の植物を前ボケとして活かし、奥行きと立体感をプラスしています。5分という限られた時間の中で立ち位置を決め、猫と遊びつつ表情をコントロールするのは臨機応変さが試されましたが、最終的にセレクトした写真はどれも自然体な魅力に溢れています。『アークナイツ』のゴールデングローらしさを散りばめつつ、待ち時間のクイック撮影でありながら、あの午後の飾らないリアルなリラックス感をしっかりと写真に残すことができました。