小さなケーキと大きなケーキのツーショット!誕生月ならではの特別なメモリアルとして、夢あふれる世界観のロリータ写真を企画しました。今回は特定のゲームやアニメのキャラクターではなく、純粋にこの甘く愛らしい空気感に浸りたくて挑戦したオリジナルコスプレ作品です。
ドレスは「如心(Ruxin)」によるオーダーメイドのオートクチュール。手元に届いた瞬間、その緻密な仕立ての美しさに息を呑みました。ウエストのコルセット部分はパニエを重ねずとも綺麗なシルエットを保てるほど端正に立体裁断されており、何層にも重なるスカートの裾を広げると、まるで絞りたてのホイップクリームのようにふんわりと贅沢なボリューム感を放ちます。肌に寄り添うレースのフリルは柔らかくしなやかで、身に纏うだけで雲に包まれているかのよう。カジュアル寄りのロリータ服でありながら、その華やかさは本格的な衣装に勝るとも劣らず、全身全霊で世界観に没入するコスプレ撮影として臨みました。
撮影場所は大橘公館写真スタジオをセレクト。白のシフォンカーテン、パステルカラーのバルーン、至る所に散りばめられたブーケ、そして私の背丈を超える巨大なクリームケーキのオブジェが並び、ガーリーフォトへの憧れを余すところなく叶えてくれる完璧なセットでした。背景はオレンジやイエローからブルー、パープルへと移ろう高彩度なマカロンカラーのグラデーション。こうした多彩な空間はライティングを誤ると画面が散らかり色がくすんでしまいがちですが、撮影・現像を担当してくださった@尾羽📷さんの精緻な調光のおかげで、柔らかな拡散光が色彩の透明感を引き出し、チュールドレスの軽やかな質感を美しく写し止めてくれました。
撮影中も終始笑顔が絶えませんでした。スカートの揺れ感を活かすため、くるりとターンしたり軽くステップを踏んだり、両手を掲げて紙吹雪を舞わせたりと様々な動きに挑戦。動作に合わせてチュールがふわりと波打つ瞬間は、まるでケーキそのものが光を放っているかのようでした。さらに遊び心を添えるため、巨大な真っ赤な苺のプロップも活用。両手でぎゅっと抱きしめたりそっと指先を伸ばしたりすることで、画面に愛らしいストーリー性が生まれました。色とりどりのフラワーアレンジメントも絶妙な高低差で配置され、主役を引き立てるように優しく寄り添ってくれました。
フォロワー1000人を突破したばかりの小さなコスプレイヤーとして、今回のドリーミーなバースデーフォトは自分へのささやかなご褒美であり記念でもあります。過度なストーリー設定を盛り込まずとも、大好きな衣装を着て巨大ケーキと並び、ありのままの喜びをカメラの前で表現することこそが写真の最大の魅力だと実感しています。シャッターを切るたびに、今この瞬間の輝きが永遠に記録されていく。衣装の持つ魂とオーダーメイドのオートクチュールならではの贅沢な着心地に包まれ、淡いパステルカラーが交錯する時間の中に大切な思い出を刻むことができた、心満たされる一日となりました。