広州ブルーアーカイブオンリー(広州BAonly)のイベントが終了して間もなく、この黒見セリカの黒ドレス衣装の写真を最速で整理して仕上げました。事前の準備から本番の撮影に至るまで、プロセス全体がかなり挑戦的でした。特に10月の広州は屋外がまだ蒸し暑く、ボリュームのあるフリル付きの黒ドレスを着るレイヤーにとっては大きな試練でした。それでも完成したデータを見ると、二次元の女の子が画面から飛び出してきたかのような感覚があり、ものすごい達成感に包まれました。
今回のスタイリングの見どころは、主に衣装のレイヤー感とアクセサリーにあります。黒ドレスには程よい光沢感のある生地を使用し、たっぷりのプリーツ(シワ加工)と硬めのパニエ(チュール)で支えることで、ターンした時や片脚立ちのポーズの時に裾が綺麗なふんわりとしたアーク(弧度)を描くようにしました。ウエストにあしらわれた立体的な黒バラの装飾や首元のレースのチョーカーが、ゴシック調と高級感をより引き立ててくれます。頭の上の象徴的なピンクのヘイロー(光環)の髪飾りは視覚の最大のフォーカス(聚焦点)となるため、撮影アングルで不自然に見えないよう、装着時に何度も重心のバランスを調整しました。猫耳パーツの素材選びにもこだわり、黒のベースに白いモフモフの毛を組み合わせることで、躍動感と精巧さを両立させました。
ロケ撮影のロケーションには、緑の植物が広がる遊歩道を選びました。自然光の下で、ドレスの裾のレイヤー感や光沢感がとてもクリアに表現されています。カメラマンさん(@橘子皮)は動的なスナップ撮影が非常に得意で、片脚を上げた瞬間にドレスの裾が自然に広がるカットや、金属製のフェンスに寄りかかったアンニュイなアングルなど、さまざまなポージングに挑戦しました。手にした一輪の黒バラが絶好の視線誘導(ビジュアルガイドライン)となり、しゃがんだり脚を交差させて立ったりするポーズと相まって、単なる立ちポーズではない、ストーリー性のある画面を作り出すことができました。
表情管理においては、黒見セリカというキャラクターの「ツンデレ黒猫」という性格のラベルに寄り添うため、視線の鋭さを少し調整し、口元を軽く結ぶことで、少し警戒しつつも密かに観察しているようなニュアンスを表現しました。原作の設定でも、まさに「外は冷たく内は熱い(ツンデレ)」な不器用さがあるため、撮影中はカメラマンさんとこのギャップ萌えをどのように伝えるか何度もコミュニケーションを重ねました。黒ストッキングとハイヒールを履いて屋外ロケをするのは確かに疲れやすいですが、慣れてくれば重心の置き所が分かり、ポーズのキープがずっと安定します。
イベント限定やオンリー限定の衣装である以上、コーディネートやディテールの精密さは当然追求すべきポイントです。会場内を歩いているとき、多くの先生方(プレイヤー)が一目でこのキャラクターだと気づいて声をかけてくれたので、衣装の再現度も期待通りのクオリティに達していたのだと実感しました。午後の屋外の光線は非常に柔らかくなり、地面に映る木漏れ日や、時折ひらひらと舞い落ちる落ち葉が、写真集全体に映画のようなシネマティックな雰囲気を与えてくれました。
現像(後期編集)では色調を微調整しました。肌本来のリアルな質感を残しつつ、黒ドレスと背景の緑の植物とのコントラストを強調することで、黒の純粋さを際立たせ、ピンクの光環ヘアアクセサリーがより鮮やかに映えるようにしました。実のところ、コスプレとは単に服を着るだけの活動ではなく、特定のシチュエーションにおいて、身体言語(ポージング)とカメラマンさんのアングルを通じて、二次元と三次元を融合(衝突)させるプロセスなのだと感じています。今回の広州BAonlyは素晴らしい雰囲気で、誰もが自分たちのコーナーでお気に入りの创作や交流を楽しんでおり、このようなファンが集うイベントに参加できたこと自体が非常に有意義な経験でした。
今回の写真集を仕上げてみて、屋外ロケ撮影は光と影の演出において大きなメリットがある反面、天気や周囲の環境に左右されやすいため、現像で補うべきディテールも多いと実感しました。スタジオでの純色背景の撮影と比べると、こうした生活感や空気感(呼吸感)が写真に宿るのが魅力です。黒見セリカのスタイリングで新しい表現に挑戦できたことにとても満足しています。ドレスの立体感をキープするために歩く姿は少し不格好だったかもしれませんが、カメラの前で魅せる最高の一瞬のためなら、事前のすべての努力に価値があります。これからも面白い企画に出会い、さまざまなスタイルのキャラクターをコスプレ作品として皆さんにお届けできればと願っています。