今回の「旅立ち前のピクニック」というテーマは、準備段階から開放的な自然の中で撮影しようと決めていました。純燼エイヤフィヤトラのこのドレスに合わせるため、青々とした緑が広がる連なる丘をロケ地に選びました。その日の午後の光は本当に素晴らしく、空はどこまでも澄み切った青を見せ、遠くには広大な積乱雲が湧き上がり、その縁が陽光に照らされて淡いピンクや紫に染まり、まさに私たちが思い描いていたおとぎ話のような世界観そのものでした。
まずは衣装と小道具について。青と白を基調としたこのドレスは細部までこだわりが詰まっており、幾重にも重なるスカートの裾や赤のダイヤ柄プリントなど、質感も抜群です。ただ、カメラの前で綺麗なシルエットを保つために内側にパニエを穿き、さらに白タイツを合わせていたため、屋外を歩き回るにはかなり暑さを感じました。そして一番目を引きつつ苦労したのが、あの巨大な木製フォークです。小道具チームの熱意には本当に感謝ですが、その大きさと重量ゆえに、手で支えるにはかなりの腕力が必要でした。軽やかな雰囲気を出すため、体幹をしっかり意識しながら片足立ちのポーズをキープし続けました。
2枚目のあおり構図の写真は、草が生い茂る斜面でベストなアングルを探すのにかなりの時間をかけました。カメラマンのIcemomoさんの指示がとても的確で、重心をしっかり安定させてフォークをできるだけ高く掲げるようリードしてくれました。ローアングルからのあおり撮影によって人物と空の背景が綺麗に溶け合い、手前に前ボケとして入る草葉が画面に豊かな奥行きを与えてくれています。また、白ストッキングのラインがより美しく映えるよう足のポーズを細かく調整し、足首にあしらわれた青いリボンと相まって、より愛らしく可憐な印象に仕上げました。
ヘアメイクのセットも大掛かりでした。大きな青いリボンと湾曲した羊の角の髪飾りをウィッグにしっかり固定して落ちないようにするため、無数のヘアピンを駆使しています。屋外ロケでは風が吹くとスカートや長い髪がふわりとなびいて綺麗ですが、顔に髪が張り付いてしまいがちです。そのため風を受けながらも目をしっかり見開き、表情を崩さないよう常に気を配りました。芝生に腰掛けたカットでは、長い木製フォークを握りながら呼吸を整え、体を預ける支えにしていました。
10月18日はエイヤの誕生日です。このような青空と太陽に恵まれた日にこの写真をお届けできたことは、とても感慨深いものがあります。コスプレをするたびに、衣装や小道具の準備からロケ地探し、現場での光の捉え方に至るまで、常に試行錯誤の連続です。画面の中のキャラクターを現実世界に呼び覚ますような感覚が大好きで、草の丘を駆け回り、太陽を追いかけたあの楽しいひとときを、皆さんと共有できれば嬉しいです。