少し前にこのルアン・メェイコスプレの撮影を終えていたのですが、ずっと整理する時間がありませんでした。ちょうどガチャで1+1(1凸1専武)を引いた直後に公式から配布されたというネタにちなんで、撮影のオフショットや当時の感想を振り返ってみようと思います。今回のメイク・撮影・レタッチもいつもの「八月光影工作室」の旧友たちが担当してくれました。彼女たちは古風なポートレートにどこか幻想的な佇まいを漂わせるキャラクターを捉えることに長けており、今回のルアン・メェイの情緒を再現することに関しても非常に心強い存在でした。
ルアン・メェイというキャラクターのコアな雰囲気は、究極の古典美とほんの少しの浮世離れ感(距離感)にあると感じています。そのため衣装選びでは、派手な大赤や大紫ではなく、あえてこの青と白のブロックカラーによる改良古風衣装を選び、上品で控えめな美しさを追求しました。胸元のパールネックレスと襟元の結び紐がスタイリング全体の視覚的中心となっており、非常に精巧に仕上がっています。青紫のロンググローブと合わさることで、キャラクターが持つファンタジー感を保ちつつ、伝統的な中国風コーデの要素が見事に溶け込んでいます。全体の質感や衣装・小道具のディテールは予想以上に素晴らしく、特に生地のなめらかな垂れ感がカメラの前で非常に美しい光影効果を生み出してくれました。髪飾りには黄色の葉をモチーフにしたアクセサリーを選び、黒のロングヘアと相まって暖色系のライティングの下で素晴らしい視覚的アクセントとなってくれました。
小道具についてお話しすると、手にした月琴こそが今回のコスプレの目玉です。琴の本体はダークブルーのベース塗装に青緑色の渦巻き模様が描かれ、縁には金糸が施されており、細部まで非常に凝った作りになっています。弦やペグの処理も丁寧で、これほど存在感のある小道具を手にすると、自然と背筋が伸びる思いがしました。月琴のほかにも白地に花柄の丸扇(団扇)や、茶卓の上に置かれた陶磁器の急須や茶碗などがあり、これらの小道具が画面の雰囲気を満たす上で非常に決定的な役割を果たし、茶室で茶を味わい花を愛でるシチュエーションへと素早く没入させてくれました。
撮影における光と影の構成も、今回非常に重要なポイントでした。中国の竹編みや和紙張りのフレームを持つランタンをいくつか配置し、暖黄色を帯びたダークトーンの空気を演出しました。逆光から差し込む光が髪の毛のフチに美しい光輪を作り出し、同時に肌の質感に透明感と柔らかさを与えてくれます。レンズの浅い被写界深度(ボケ感)処理も相まって、背景にある無垢材の家具、置かれた赤いザクロの実、アンドランダムに配された紅葉や梅の枝が素晴らしいアクセントとなり、画面に立体感を与えつつ主役を食うことなく、穏やかで静かな時間の流れを際立たせてくれました。今回は扇を手に目を閉じるポーズにも挑み、暖かな光に照らされる中で、そのアンニュイで静穏な空気を美しく捉えることができました。
実のところ、私はこうした静寂な室内環境での撮影がとても好きです。過度な動的ポージングを必要とせず、感情や眼差しの通い合いをより重視できるからです。ルアン・メェイはストーリーの中でどこか世事に対して淡々とした姿勢を見せますが、静かな座り姿、楽器の演奏、あるいは花に触れて扇を抱く所作を通じてこそ、彼女の持つ柔らかくもどこか距離感のある特質を容易に表現できます。この写真セットを撮影するプロセスはとてもリラックスしたもので、まるで秋の午後に茶室で友人たちとおしゃべりを楽しんでいるかのようでした。実際の撮影で私が一番気に入っているのは、月琴を抱えたり扇を手にしてカメラをまっすぐ見つめたりしているカットで、レンズとのダイレクトな視線の対話が、キャラクター本来のエレガントで凛とした気品を保ちつつ、鑑賞者との距離を一瞬で縮めてくれます。
最後に投稿で触れた「ホヨバースがキャラを無料配布した」話に戻りますが、当事者として自腹で1+1を引いた私にとっては確かに背中を刺されたような気分(笑)ではあったものの、裏を返せばこのキャラクターの魅力がそれだけみんなに認められたという証でもあります。ゲーム体験と連動したこうしたコスプレ撮影は、全体の取り組みにより強い参加感とストーリー性を与えてくれます。今回のレタッチ作業においても過剰で派手な補正は避け、古典的で温かみのある質感を残すよう配慮しました。この写真セットを通じて、様々な光影とポーズの中で見せるルアン・メェイの魅力、アンド私たちが一つ一つのコスプレ撮影に真摯に向き合うこだわりが伝われば幸いです。