10日間で6公演という過密スケジュールのステージが、ついに無事幕を閉じました。国慶節の大型連休初日から毎日違う都市を慌ただしく駆け抜け、今日ようやくステージの上で『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のナンバーを完璧な形で披露することができました。最後の1曲を歌い終えた瞬間、身体は抜け殻のように脱力しながらも心は極限まで満たされ、まるでキャラクターたちと一緒に長い長い旅路を歩み切ったかのような熱い感情が込み上げました。毎公演の終了後には楽屋で反省会を重ね、初日の張り詰めた緊張から千秋楽の堂々とした佇まいに至るまで、この成長曲線はどれだけのリハーサルを重ねても得られない宝物となりました。
今回のACGロックナイトでは、ずっと生で聴きたかった名曲「fly me to the star」を耳にすることができました。前奏が鳴り響いた瞬間、客席のペンライトが照明に合わせて波のように揺らめき、込み上げる熱い感情を抑えきれませんでした。今回のステージバックスクリーンの映像演出は息をのむほど素晴らしく、色鮮やかなビジュアルがキャラクターの立ち姿にドラマチックな立体感を与えてくれました。特筆すべきは今回の制服コスプレのスタイリングです。グレーのブレザーとプリーツスカートは一見控えめなデザインですが、巨大LEDスクリーンの華やかなグラフィックと合わさることで、清楚な気品と絢爛たる輝きの見事なコントラストを生み出してくれました。
ステージ上の激しい明暗差に加え、複雑なフォーメーション移動が重なり、今回の記録撮影は非常に難易度の高いものでした。パフォーマーとして舞台に立ちつつ記録係も兼ねていたため、ツアー全体を通して1万枚以上の舞台写真をレタッチしました。「時の夏夜の汽車」のコーナーは本当に大盛り上がりで、会場のコール&レスポンスも最高潮。狐猫ペア(大場なな&露崎まひる)の息も回を追うごとにぴったり合い、連日全力で列車を発車させながらも、客席からの温かいリアクションを目にするたびに疲れが吹き飛びました。公演ごとに異なるバージョンで披露した「ハッピーシンセサイザ」も、楽屋では「全バリエーションの図鑑コンプリート間近だね」と笑顔が絶えませんでした。
ツアー後半になると、目を開けても閉じてもステージと写真編集に追われ、まるでパラレルワールドでこの物語をループし続けているような感覚に陥りました。連日のハードな撮影で肩と手首は悲鳴をあげていましたが、仕上がった写真、とりわけスポットライトを真正面から浴びてキャラクターの感情が完璧に宿った瞬間を目にするたび、すべての苦労が報われたと感じました。過酷な実践の中でカメラの腕前も飛躍的に向上。当初は激しいステージの明暗差に悪戦苦闘していましたが、次第にピンスポットと背景スクリーンの光と色彩の法則を掴み、焦点距離とアングルの連携まで計算できるようになりました。これこそが高強度の現場が授けてくれた身体の感覚です。あと100ステージもこなせば、狐猫ペアの究極の黄金アングルを完璧に会得できる気がします。
大場ななを演じるにあたっては、舞台上での圧倒的な存在感としなやかな所作の美しさを徹底的に追求し、相棒の露崎まひるコスプレは優しさの中に芯の通ったしなやかさを表現することに注力しました。楽屋で動作の擦り合わせを行う際も、振り返る角度や視線の配り方ひとつに至るまで徹底的にこだわり抜きました。ステージの完成度は個々の歌やダンスだけでなく、二人の間に生まれる化学反応にこそ宿るもの。幕が上がる直前には袖で深く深呼吸し、大場ななが抱く舞台への狂おしいほどの執着と支配力を客席へ届けるべく、精神を極限まで研ぎ澄ましました。
列車は再び次の停車駅へと走り出します。オフラインイベントの旅はまだまだ続き、次なる目的地は武漢です。休日の残高はすっかりゼロになってしまいましたが、いま一番欲しいのは「休日リセットカード」。初日に戻って、あの夏の夜のダンスをもう一度見届け、カオスなブギをもう一度全力で踊り明かしたい思いでいっぱいです。