今回の写真は、ここ数日開催されたホタルACGエキスポの素材から厳選したものです。今回はパートナーと一緒に勝利の女神のラピとバイパーを出しました。撮影にはソニーa7C IIとタムロン17-28mmの広角ズームレンズを使用しました。正直なところ、この写真のセットで一番面白いのはレタッチの細かな処理だったりします。
写真を見て肌の色と網タイツのつながりがすごく自然だと感じた方もいるかもしれませんが、ここで正直に白状します。実はポーズをとる際のチラ見えを防ぐため、衣装の中に肌色のインナーパンツを穿いていました。しかし、広角レンズに加えてローアングルでのあおり撮影だったため、インナーパンツのラインが出やすくなってしまいました。視覚的な美しさを保つため、レタッチでインナーのラインを消す作業にかなりの時間を費やしました。地道な作業でしたが、余計な境界線を消すことで、キャラクター全体の統一感が格段に増しました。
今回持参した機材の組み合わせで、広角レンズでツーショットを撮る魅力を再発見しました。17-28mmによる周辺部の引き伸ばし効果は、うまく使えばスタイルを美しく見せてくれます。特に2枚目の髪がなびく動きのあるショットでは、広角特有のパースペクティブによって下半身とブーツが長く伸び、二人の赤と銀の配色と合わさって、視覚的なインパクトが一気に引き立ちました。
衣装に関しては、赤と黒のレザー要素に厚底ロングブーツを合わせたスタイルと、白のトップスに銀灰色のミニスカート、白のハイヒールブーツ、そして網タイツコーデを合わせたスタイルで、会場内でも高いギャップ感を演出できました。武器小道具も重要で、赤黒の重火器と白い長銃は軽量素材で作られているものの、ポーズ時の角度をしっかり調整しないと顔が隠れてしまいます。銃の角度を維持するために、現場で何度もポーズを調整しました。
イベント会場でのツーショット撮影はチームワークが非常に試されます。館内はライトが多く、一般の来場者が映り込むのを防ぐためにメインストリートを避け、会場の隅に立ったりハシゴを使って高低差を作ったりしました。構図においては、カメラマンに様々なアングルを試してもらい、ローアングルだけでなく、17mmの画角を活かして靴のディテールを強調し、脚を交差させるポーズで強い伸びやかさを出しました。ただ、この構図はカメラマンにとっても非常にハードで、終始超低い姿勢でアングルを探す必要がありました。
銀白色の反射プリーツスカートは、トップライトの下で非常に写真映えし、動きに合わせてスカートの裾が美しい光沢を見せてくれました。ヘアスタイルも事前に念入りにセットしており、赤髪とライトゴールドのウィッグは会場で絡まりやすいため、ハードスプレーを大量に吹きかけて、髪をふぁっと払った瞬間にきれいな弧を描くように固定しました。
レタッチではインナー処理のほか、色温度の統一も行いました。会場の天井照明は青みがかった白で機械的な戦闘スタイルによく合っていましたが、レザー素材のブーツや手袋の質感が出やすいよう、シャドウ部分を少し明るく調整しました。4枚目のしゃがみポーズは体幹の筋力がかなり求められ、ポーズを崩さないよう数秒間耐え抜いた甲斐があり、鋭いシャッターチャンスで視線が交わる瞬間を捉えてもらえました。このような相互作用の空気感こそが、ツーショットコスプレの大きな魅力だと実感しています。