【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌの五百年にわたるカーテンコール - 1 枚目
【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌの五百年にわたるカーテンコール - 2 枚目
【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌの五百年にわたるカーテンコール - 3 枚目

今回のフリーナの衣装は、近頃着用した中でも特に細部の装飾が緻密な一着でした。深青のコートには贅沢にベルベット生地が用いられ、寒色系のライティングの下で上品で落ち着いた光沢を放ち、袖口やラペルにあしらわれた金糸の立体刺繍が際立ちます。シルクハットの金属チャームや羽根飾りは、ポーズを変えるたびにズレないようあらかじめしっかりと固定。ウエストの大きなリボンとサファイアのブローチは独立パーツになっており、着付けの際に一番細いウエストラインへ正確に合わせる必要がありました。インナーの白シャツとプリーツミニスカートにはシェイプ加工が施され、左脚の黒いレザーガーターとレース付きの白ストッキングが、ボトムスに絶妙なメリハリと立体感を与えてくれます。リボン付きの紺色ハイヒールはヒールが高いため、歩行時は足首の重心コントロールに細心の注意を払いました。

ウィッグは2層構造になっており、インナーネットを固定した後、外側のロングカールや淡い水色のグラデーション毛束にコテで綺麗なウェーブをつけました。トップ部分にふかしを入れて高さを出すことでシルクハットをしっかりと支え、頭部全体の美しいシルエットを保ちました。メイクは目元を主役に据え、深みのあるアイシャドウで彫りの深さを際立たせ、白皙のベースに彩度を抑えた自然な赤リップを合わせることで、フリーナの物憂げで凛とした佇まいを引き出しています。

撮影セットには純白の洋風室内空間を選び、アーチと流れる薄絹の帳が天然の額縁のような役割を果たしてくれました。左手の白い支柱には鳥かご風のゴールドフラワースタンドを配し、青と白の造花で彩りを添え、右手にある銀色の大型クリスタルシャンデリア風燭台が逆光を受けて細やかな光の粒を散りばめます。床面の反射が強いため、自然なレフ板効果を得られる一方で余計な映り込みが生じやすく、カメラの位置や角度を何度も微調整しながら進めました。

ポージングは終幕の哀愁に寄り添う所作を徹底。1枚目は軽く伏し目がちに佇み、両腕を自然に曲げて衣装の全貌を最も美しく提示しました。2枚目の両腕を広げるカットでは、肩が上がってコートの肩口が崩れないよう首筋から肩のラインを意識。3枚目の青い本を抱えて見つめるカットは、顎の角度がミリ単位で問われ、上げすぎると不自然になり、引きすぎると顔が隠れてしまうため神経を尖らせました。実景での撮影を通して、ロング丈コートの裾の翻りを制御しないと腰回りの細かな装飾が隠れてしまうことを実感。ポーズを変えるたびに袖口、コルセット、スカートのバランスを丁寧に確認したため進行はゆったりとしたものになりましたが、寒色系のトーンが衣装の重厚な質感と見事に共鳴し、納得のいく仕上がりとなりました。