【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌ廷の演劇の仮面 - 1 枚目
【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌ廷の演劇の仮面 - 2 枚目
【フリーナ コスプレ】『原神』フォンテーヌ廷の演劇の仮面 - 3 枚目

今回のフリーナの撮影は、衣装のオーダーメイドから最終的な仕上がりまで半月以上の時間を費やしました。『原神』フォンテーヌのこの衣装はデザイン要素が極めて多く、ブルーのジャカード生地で仕立てたジャケットに白シャツとダークトーンのフリルタイを重ね、袖口やウエストの金属パーツはすべて個別にモデリングして制作したものです。シルクハットにあしらわれた複雑な星や月の装飾を再現するため、職人さんに依頼してメタルプレートとサファイア風パーツを組み合わせ、さらにブリムから垂れる白い薄紗をあしらいました。全体としてなかなかの重量があり、長時間被っていると首が凝るほどでした。

ウィッグにはシルバーホワイトのロングウェーブを選び、前髪をカットしてサイドの毛流れをフェイスラインに沿うよう整えました。メイクは目元に重点を置き、赤ピンク系のアイシャドウを広めにぼかして青いカラーコンタクトを合わせることで、一見プライドが高く見えながらも内側に疲燥を秘めた劇的な表情を追求。黒の手袋やレッグリングに輝く涙型の宝石など、アクセサリーの細部まで一つひとつ丁寧に揃えました。

撮影セットの作り込みも大変魅力的でした。最初のシチュエーションは赤いベルベットカーテンの前に白黒のチェッカーフラッグ柄の床とアンティーク時計を配し、ハイスツールに腰掛けて青とゴールドのプロップ剣を構えました。体幹を引き締めてバランスを保ちつつ、もう片方の手をシルクハットのつばにそっと添えることで自然なポージングを意識。2つ目は水色の背景へと切り替え、透明なバブルやクラゲの小道具を吊るし、光が衣装に当たることでジャカード織の立体感が美しく際立つ中、腕を組んだカットなどを収めました。最後の椅子に座ってチェスを指すシーンでは、美しい手元を演出するため駒をつまむ角度を何度も調整し、もう片方の手を開いて勝負へ誘うような仕草を表現しました。

撮影中、フリーナが抱える矛盾した心情をいかに身体表現へ落とし込むかを常に考えていました。彼女は舞台上で演じ続けながらも、見えない糸に操られているかのような存在です。そのため過度に誇張した表情は避け、瞳をわずかに伏せたりカメラから視線を外したりして静かな冷涼感を漂わせました。今回の撮影はライティングの陰影が強く、暖色光と寒色光の対比で豊かなコントラストを描き出す中、カメラマンの指示に合わせて身体の角度を細かく調整しました。

剣のプロップは見た目以上にずっしりとしており、手ブレを防ぐため事前に剣を構える姿勢を念入りに練習しました。チェス盤の駒も小ぶりながら繊細に塗装されていたため、塗装剥げを防ぐよう細心の注意を払って扱いました。衣装の裾には豊かなグラデーション生地がふんだんに使われており、歩行やターンの際に優美な広がりを見せてくれるため、3枚目のカットでは身体を軽くひねって裾を自然に垂らし、明暗の光を活かして布地の質感を強調しました。

撮影は体力勝負でしたが、極めて充実した創作の時間となりました。平面から立体へとキャラクターを立ち上げるには、衣装、小道具、舞台、そして感情の融合が欠かせません。金属パーツが光を反射しすぎないようライティングの角度についても入念にディスカッションを重ね、納得のいく仕上がりの二次元撮影作品を残すことができました。今後も様々なスタイルのキャラクターに挑戦していきたいと思います。