【フランドール・スカーレット コスプレ】紅魔館の闇の使者、顔を隠しても圧倒的な雰囲気で魅せる - 1 枚目
【フランドール・スカーレット コスプレ】紅魔館の闇の使者、顔を隠しても圧倒的な雰囲気で魅せる - 2 枚目

仲間のレイヤーに30分もいじられ続けたのは、撮影の瞬間から運命づけられていたのかもしれません。当時は、この赤と黒の配色のレースドレスと金髪ロングの組み合わせにおいて、両目を完全に露出させてしまうと神秘性が薄れてしまうと考えたのです。しかし私をからかってきたレイヤー仲間に言わせれば、「そうやって完全に顔を隠せばレタッチは楽になるけど、せっかくの顔のメイクが台無しじゃないか」とのことでした。

まずはこの衣装を着た際の印象について。赤いレースの模様は極めて精緻で、贅沢にあしらわれた大ぶりのフリルも相まって、実際に着用するとかなりの重厚感と存在感があります。デザイン画から完成品を手にした瞬間まで、このキャラクターの真髄は、華麗でありながら息が詰まるような狂気と気品にあると感じていました。この鋭利で張り詰めた空気に合わせるため、カメラマンさんもライティングに並々ならぬ工夫を凝らしてくれました。

スタジオ内の環境光をあえて徹底的に落とし、スヌートや遮光板(カッター)を使って絶対的なハイライトエリアをピンポイントで作り出し、赤いフリルや手元に直接光を当てました。こうすることで背景が完全な漆黒となり、赤いレースと金髪だけが暗闇に浮かび上がる、静謐で引き締まった空間が生み出されました。

私自身の表情に関しては、あえて特定の角度を探るようなことはしませんでした。カメラマンさんから「視線を伏せるか、髪や手で影を作るだけで、吸血鬼の伯爵令嬢のような凄みのある凝視感が自然と生まれる」と助言され、まさにその通りに実践しました。何しろ今回の撮影のコンセプトは、半ば覆い隠されたダークゴシック風の禁欲的で冷徹な世界観を切り取ることだったからです。

撮影中の30分間、同じ手のポーズを崩さずキープしていたため腕がひどく痺れました。レース生地が硬く肌に刺さりやすいため、少し気を抜くと肌に食い込んでしまい、撮影の合間にも何度もショルダーストラップを直さなければなりませんでした。光が均一に回った美しい写真の裏には、数え切れないほどの俯きや腕の上げ下げの試行錯誤が隠されています。友人にはからかわれましたが、私自身はこのダークな質感に心底惚れ込んでいます。『東方Project』というシリーズへの新たな表現であると同時に、「全顔を写さなければキャラクターの魅力は伝わらない」という固定観念を打破できたと思うからです。

『東方Project』の設定において、このキャラクターは混沌とした危うさと神秘性を色濃く帯びています。特定の表情で性格を語るよりも、深紅のレース、滑らかな両手、そして髪の隙間から微かに覗く瞳だけを見せる方が、見る人の想像力をより豊かに掻き立ててくれます。

今回は全顔を見せなかったものの、現場の巧みなライティングのおかげで、衣装のジャカード織の陰影が非常にきめ細かく描写され、肌の質感や骨格のシャープなラインもリアルな美しさを保つことができました。この週末の撮影成果には大きな達成感を感じています。自分が思い描いたシネマティックな雰囲気のある写真を形にできただけでなく、「あえて顔を覆い隠すことで、これほどまでに圧倒的な世界観を構築できる」という新たな撮影の可能性を提示できたと思います。

とはいえ、次回の撮影では今回の教訓を活かして付箋(ポストイット)を多めに持参し、あのレイヤー仲間がまたからかってきたら、その口にピタッと貼り付けてやろうと思います!