写真に収められた戦闘シーンは紅魔館の廊下で繰り広げられたもので、まさに『東方紅魔郷』Extraステージの大激戦を再現したものです。今回は合わせのパートナーがフランドール・スカーレット コスプレを担当し、私が霧雨魔理沙 コスプレを務めました。白のフリルエプロンと厚底靴を合わせた黒白のドレスはかなり重く、パニエも大きいため、混雑したイベント会場を行き来するのは本当に大変でした。手にした長いロッドの小道具は発光させるためにバッテリーやLEDテープがぎっしり詰まっており、長時間掲げていると腕がかなり痛くなりました。左側にいる赤いドレスの相方も負けず劣らず大変で、片手でぬいぐるみを抱え、もう片方の手で陰陽玉の小道具を持ちながら、様々な戦闘ポーズを取っていました。一触即発の緊迫感をカメラの前で再現するため、事前に何度もポーズの打ち合わせを重ねました。
会場には多くのギャラリーがいたため、一般の通行人が写り込まないよう比較的空いている通路を探し、金属製の手すりと背景のボケ味を活かして紅魔館内部の奥行き感を演出しました。後処理のエフェクトは自分たちで1コマずつ追加したもので、巨大な陰陽玉やピンクパープルの光輪、虹色の軌跡、互いの武器が激突する火花など、本物の弾幕対決のように見せるためにかなりの時間をかけて調整しました。文が横から「二人とももう喧嘩はやめて!」と叫んでいたその時、ちょうど私たちが視線を交わしてシャッターを切る準備が整い、カメラマンさんがこの至近距離で睨み合う決定的瞬間を見事に捉えてくれました。残念ながらカメラ内の元データはその後のデータ移行の際に紛失してしまい、圧縮された粗い画像しか残っていませんでしたが、今回修復作業を経て再び公開することができました。これは単なる撮影にとどまらず、私たち二人にとっての紅魔館での冒険の思い出でもあります。スカートのレースの乱れを整える手間にしても、手にしたずっしり重いミニ八卦炉の小道具にしても、キャラクターと作品への深い愛が込められています。この写真から当時の熱気あふれる空気感を感じ取っていただければ幸いです。