今回の『ゼンレスゾーンゼロ』2周年記念のイベント写真は、スタジオ内に設営されたサマービーチをテーマに設定しました。水遊びの臨場感を出すため、フロアには人工ビーチの砂浜やヤシの木、デッキチェアが配置され、天井からは真夏の午後を思わせる眩しい照明がたっぷりと焚かれました。衣装には白のパフスリーブオフショルダートップスに鮮やかなオレンジのショートパンツをセレクト。鮮烈なブルーのツインテールウィッグにオレンジのヘアアクセを合わせました。薄手の生地にあらかじめ霧吹きで水を馴染ませてほんのり透け感を出し、素肌にきらめく水滴をまとわせることで、涼しげな水遊びの世界観を追求しました。
手にしたピンクの水鉄砲はこの水鉄砲コスプレにおける重要な主役プロップで、リアルな質感があるぶん長時間構えているとずっしりとした重みを感じました。頭上から水が降り注ぐシーンを撮るため、スタッフさんが上部の機材から雨を降らせる演出を敢行。激しい水しぶきが落ちてくる中、体勢を崩さず目を開けてカメラを見つめ、同時に水鉄砲をブレずに構え続ける必要がありました。スタジオ内での水遊び撮影は想像以上にハードで、まつ毛や前髪についた水滴が目に入りやすく、ワンカット撮るたびにメイク直しやタオリング、再度の霧吹きを何度も繰り返しました。水鉄砲も濡れると滑りやすくなるため、トリガーを強く引き絞り続けるうちに手首に心地よい疲労感が残りました。
空気を入れた浮き輪の上に腰掛けるポーズでは、脚の配置と重心のコントロールがポイントになりました。自然なリラックス感を表現するため、あぐらや横座りなど様々な座り方を試し、最終的にあぐらをかいて少し体を後ろへ傾けるポーズに決定。画面全体の構図を美しく安定させつつ、脚のラインをすっきりと長く見せるベストな角度を見つけ出しました。カメラマンさんはレンズの手前に人工砂を敷き詰め、水滴と砂が混ざり合って跳ねる躍動感を演出。背景の青い浮き輪やヤシの木と鮮やかなコントラストを描き出しました。照明担当の方も水流が透明感ある輝きを放つよう、光の入射角を細かく調整してくれました。
撮影開始当初はタイミングが合わず、水しぶきが狙ったピント位置になかなか収まりませんでしたが、テンポを落ち着かせ、まず水鉄砲の構えを固定してから水を降らせ、細かな水煙が立ち込めた瞬間にシャッターを切ることで、見事な奥行きと空気感を引き出すことができました。空間美術から小道具に至るまで徹底して水遊びのテーマを貫き、何度も水に濡れながら蒸し暑いスタジオに耐えた甲斐があり、宙に静止した水滴や勢いよく噴き出す水柱が写ったプレビューを見たときは大きな達成感に包まれました。澄み切った光と鮮やかな色彩が夏らしい爽やかさと見事に調和し、完成度の高い二次元コスプレの記録となりました。カメラマンさんとの呼吸合わせも重要で、顔を上げるタイミングや水しぶきへ視線を落とす角度など、細部へのこだわりが仕上がりを大きく左右しました。呼吸を整えてフォームを保つことで、納得のいく決定的な瞬間を捉えることができました。