金陵青年文化博覧会の片隅に腰を下ろして息を整えた途端、隣にいた友人から「その衣装で床に寝転んだら、記念撮影待ちの長蛇の列ができるよ」と猛烈にからかわれました。その言葉に思わず笑ってしまい、早朝からのメイクと立ちっぱなしで底をつきかけていた体力が、一瞬にして遊び心へと火がつきました。みんなが写真を撮り合っているのなら、いっそ私が展示館で最初に通行人を捕まえて記念撮影をする番になろうと思ったのです。
今日挑んだのはカフカです。紫髪サングラスのスタイリングは視覚的にも抜群の存在感があり、赤紫色のロングヘアに頭頂部の黒い丸フレームのサングラス、そして襟元をきっちり留めた深みのある赤紫色の長袖シャツを合わせました。この色合いは会場の照明をよく吸収するため、少し離れた位置からでも動くダークトーンの焦点のように目を引きます。ウィッグは事前に前髪を整えておき、彼女の持つ何事にも動じない余裕を表現するため、朝から1時間近くかけて毛流れを細かく整えて重たくなりすぎないように仕上げ、混雑した館内でもボサボサに広がらないようキープスプレーをしっかり吹きかけました。
イベント会場の熱気は想像以上でした。館内は撮影のために行き交う人々で溢れ返り、通路の隅には黒いリュックやスーツケースが所狭しと積まれていました。先ほど通路の角を通りかかった際、ちょうど休憩中だった一般の来場者の方に出会いました。私のキャラクターを全くご存知なかったかもしれませんが、純粋にこのスタイリングを面白いと感じてくださったようで、「一緒に写真を撮ってもいいですか?」と声をかけてくれました。水分補給のためにボトルを手にしていた私は、すぐにそれを置いてカメラに向かってピースサインを作りました。カシャッというシャッター音とともに、純粋な好奇心から生まれた記念写真の被写体となりました。
こうした大型のイベントでは、綿密にセッティングされた商業撮影の写真よりも、その場の偶然から生まれるインタラクティブな交流のほうがずっと心に残るものです。床に座って休みながら、目の前の通路を行き交う人の波を眺めていると、疲労感の中にも確かな充実感が満ちてきます。衣装の生地は長時間着用しているとシワができやすく、歩き回るうちにウィッグも少しずつずれてくるため、休憩のたびに襟元や前髪を整え直し、サングラスを拭いて頭の上に乗せ直しながら、冷徹さと気だるげな色気が同居する佇まいをレンズの前で保ち続けました。
コスプレにおいて、一番の醍醐味は必ずしもすべての細部を完璧にトレースすることだけではなく、こうして衣装を身にまとい、同じ趣味を持つ仲間が集まる空間に飛び込んで、この特別な社交の空気を楽しむことにあると感じています。撮影を終えたその方が「ありがとう」と言ってくださり、私も笑顔で返しました。見知らぬ人同士がひとつの衣装を通じて心を通わせる小さな交差点は、イベント会場の日常としてあちこちで生まれています。足は棒のようになり、靴の底はまるで綿を踏んでいるかのように疲労困憊でしたが、自分の衣装を見て足を止めてくれたり、一枚の写真で喜んでくれたりする姿を目にするだけで、その日の苦労はすべて報われます。
夕暮れが近づいても会場の人波は途切れることがなく、散らかった荷物を片付け、サングラスを外してバッグにしまい、この赤紫色の装いのまま出口へと歩みを進めました。群衆の中で別のキャラクターを演じつつ、いつでも現実の楽しさに立ち返ることができるこの感覚こそ、イベント写真がもたらす唯一無二の喜びです。華麗なステージや手の込んだバックドロップがなくても、そこに立つだけで誰もが魅力的な物語の主人公になれるのです。