綾波レイというキャラクターは、究極の静寂を内包していると感じてきましたが、ロックミュージックの鼓動の下では、その静寂が非常に魅力的な爆発力へと変わります。今回のロックバンドシリーズは、レイをこよなく愛するすべてのファンの皆様へ贈る、常識を打ち破る視覚的な贈り物です。この造型を制作するにあたり、彼女の持つ「疎外感」と「ロックの熱気」をいかにバランスさせるかを考え抜きました。最終的に、彼女の象徴である淡々とした表情は残しつつ、衣装の細部にはメタルチェーンや重厚なファー、そして視覚的なインパクトの強い深い青色のベースギターを加えるなど、ハードな要素をふんだんに取り入れました。撮影現場では、最もリアルなライブハウスの雰囲気を再現するため、光と影の層(レイヤー)に細心の注意を払いました。深い青色のスポットライトと立ち込める煙の演出で、静寂と喧騒の間を反復する一瞬の輝きを捉えようと試みました。一枚一枚の画角から、ただの衣装の重ね着ではなく、内面的な感情の投影である「クールでエレガント」な衝撃を伝えたいと願っています。指先が弦に触れた瞬間、言葉にできない内なる独白を音楽に代えて表現しているような感覚になりました。この作品が、レイを愛する皆様にとって、次元を超えた共鳴と衝撃を感じられるものとなれば幸いです。これぞまさに、新世紀エヴァンゲリオンの魂をロックバンドという形で表現した、Cosplayであり二次元撮影の結晶です。