半年近く温めてきた今回の美少女戦士セーラームーンコスプレの大型合わせでしたが、台風の影響を受け、最終的に屋外ロケから屋内のスタジオ撮影へと変更になりました。ロケができないと知った当初は、正直みんな少し落ち込んでいました。この撮影に向けて、かなり前からメイクのすり合わせ、ウィッグの選定、衣装のオーダーメイドを進め、自宅に衣装が届いた際も何度も試着を繰り返していました。台風の荒天の中での外出は本当に大変だったはずですが、風雨を突いて時間通りにスタジオへ集まってくれた4人の仲間たちには、感謝の気持ちと言い尽くせない感動で胸がいっぱいになりました。
5人でのグループ撮影ということもあり、普段全員のスケジュールを合わせるのは至難の業だからこそ、この機会を一瞬たりとも無駄にしたくありませんでした。撮影は基本的にアニメや漫画の原作と向き合いながら、振り返る角度や胸のリボンに添える手のニュアンス、さらにはスカートの翻るカーブに至るまで、二次元の原画の細部を徹底的に再現することにこだわりました。チームワークは抜群で、視線ひとつでお互いの立ち位置の修正が伝わるほどでした。午前中から夕暮れ時までシャッターを切り続け、純白の白ホリ背景が功を奏して、スタイリングの美しいラインや色彩の鮮やかな彩度がより一層際立ちました。
『美少女戦士セーラームーン』といえば、まさに幼い頃から親しんできた不朽の名作です。少女たちが同じセーラー服を纏って肩を並べて立つ姿を目にした時、胸の奥から熱い時代の共鳴が湧き上がってきました。室内撮影に限られたとはいえ、仕上がった作品の完成度は期待をはるかに上回るものでした。スタジオ内はライティングが安定しているため、レタッチでも肌のキメ細やかな質感や衣装の自然なドレープを大切に残し、洗練されたクリアな質感に仕上げました。
最後に写真をセレクトしている際、カメラの前でおどけたり満面の笑みを浮かべたりしている4人の姿を見て、思わず私まで笑みがこぼれました。半年もの間、私のこだわりに付き合ってくれたみんなに心から感謝しています。完成した作品を改めて見返しても大満足で、これまでの準備のすべてが報われたと実感しています。