今回は2パターン、全15枚の写真をまとめました。一部に重なるアングルもありますが、主にバレエポーズの参考として比較検討しやすいように揃えています。衣装はuwowo製で、非常に透け感のある軽やかな質感ですが、着付けの工程は本当に骨が折れました。頭の装飾品だけでも4種類あり、それらを固定するためにわざわざ目立たないテグスを追加するなど多くの時間を要しましたが、装着後の全体の完成度は非常に素晴らしいものでした。
今回の撮影ではバレエスタイルを主軸に据えており、これこそがこのスタイリングの核となります。トゥシューズを履くことでビジュアルの完成度は格段に上がりますが、実際のポージングはかなり過酷でした。例えば脚立の上でつま先立ちをするカットでは、重心を体幹の筋力だけで支え続け、足の甲をピンと伸ばし切らなければ綺麗なラインが出ません。また、白ストッキングとトゥシューズの組み合わせで脚のラインをすらりと長く見せるには足の甲にさらなる負荷がかかるため、痛みが心配な場合はストッキングの内側にハーフインソールを忍ばせておくのがおすすめです。
動きのあるスナップ撮影では、頭部のベールをふわりと放り投げる動きが最大のポイントでした。現場に風がない場合、カメラマンさんがカメラの後ろからベールを大きく跳ね上げ、同時に私が袖のリボンを力強く振る必要があり、ブレがなくベールの形も完璧なカットを1〜2枚選び出すために何十枚も連写することもありました。夜景の写真では片側から強いストロボ光を当て、青いシフォンスカートに美しいオーロラのような反射を生み出してシアーな質感を際立たせました。昼間の屋外カット2枚は自然光で撮影しており、光が柔らかいぶん色味がややフラットになりがちだったため、あえてしゃがみポーズや座り姿勢を選んで構図の密度を高め、身体を前傾させることで視線をしっかりと引きつけました。
全体のスタイリングは細部が多く大変でしたが、最終的に表現できた軽やかさは理想通りでした。もし『原神』のこのキャラクターに挑戦したいと考えているなら、撮影前に必ず衣装のシワやシフォンスカートの流れを整えておくことをお勧めします。特にトゥシューズのリボンは足首を保護するためにもしっかりと結んでください。様々な角度からベールをなびかせるポーズを試し、脚立などの小道具を駆使してカメラの視線を変えることで、写真のクオリティは劇的に向上します。今回のニィロウ コスプレにおける撮影の心得が少しでも参考になれば幸いです。