ホタルACGエキスポ3日目のイベント写真がついに完成しました! 今回挑んだセイバーのコスプレは、まさに思い描いた理想を形にできた充実の撮影となりました。この作品における最大の視覚的フォーカスは、眩い光のエフェクトを放つあの宝具の剣です。「完全にCG加工なの?」とよく聞かれますが、実は撮影の段階で刀身の内部や周辺に寒色ブルーのLEDテープライトを仕込み、カメラマンさんがブラックミストフィルターを装着して光が溢れ出すベースの質感を実写で捉えています。そこに後加工で蒼い光彩や粒子状の特殊効果写真を重ねることで、大気中を魔力が奔流するような臨場感を生み出しました。
当日のホタルACGエキスポの会場内は大変な混雑でしたが、1枚目や3枚目のようなノイズのない力強い背景を作り出すため、あえて照明が控えめな薄暗い一角をセレクト。大口径レンズの開放絞りを活かして背景の人混みやブースの輪郭を綺麗にボカしました。3枚目で見せるダイナミックな対角線の斜め構図は個人的に大好きなアングルで、この角度を完璧に捉えるためにカメラマンさんはほぼ床に這いつくばるようにして構え、私も両手で剣を握り締めたポーズを崩さずキープ。華麗な見た目の剣のプロップはずっしりと重く、騎士王としての静謐な自制心と圧倒的な気迫を保つために肩と腕の筋肉をずっと緊張させていたため、撮影後はしばらく腕が痺れるほどでした。
2枚目の髪がふわりとなびくカットは、チーム全員で最も心血を注いだ一枚です。毛先が舞い上がる決定的な一瞬を捉えるため、アシスタントの仲間が脇から小型ファンで風を送り、私は表情のニュアンスをコントロールしながら身体をひねって振り返りました。冷徹でありながら深い物語性を湛えた眼差しを演出すべく、鮮やかなブルーグリーンのカラコンを装着し、目尻の陰影を深めにぼかしてクローズアップの寄りにも耐えうる緻密なアイメイクを作り込みました。
白のドレスに青のフリルをあしらった装いは暗がりの中で露出不足になりやすいため、現場のライティングには極めてシビアな調整が求められました。メインライトを顔の側面と剣の刀身に当ててシャープな輪郭を引き立たせ、バックライトでブロンドの美しい毛流れを繊細に縁取っています。どのカットの裏側にも、テスト撮影、光の反射角の調整、そしてメイク直しといった地道な試行錯誤がありました。レイヤーとして、心を込めて準備した衣装や小道具がカメラの前でこれほどまでに衝撃的なビジュアルとして結実した瞬間、夜なべして衣装を仕立て、重い造形に耐えたすべての苦労が報われたと感じます。ホタルACGエキスポ3日目のロケは体力を使い果たしましたが、納得のいく作品を残すことができ、最高のイベント遠征となりました。