今回のホタルACGエキスポのイベント写真は、本当に紆余曲折ありました。会場内があまりにも暑くて混雑していたため、外で偶然見つけた廃駐車場が、逆に私たちに最高の創作空間を与えてくれました。冷たい風が吹き抜ける鉄筋コンクリートの空間は、かえってこの「籠の中の歌姫」の空気感にぴったりでした。華やかさとダークさを併せ持つキャラクター本来の気質が、インダストリアルな配管やトップライトの下で大きく増幅されました。ウィッグと獣耳的質感には大満足で、黒と金の配色によるコルセットとロングブーツはカメラ映え抜群でした。角にしゃがみ込んで寒さにガタガタ震えていましたが、完成した写真の中の、あのクールでどこか突き放したような瞳の表情を見た瞬間、すべてが報われたと感じました。この写真セットでは、あえて複雑なレタッチは行わず、現場の光と影のレイヤー感をそのまま残すことで、衣装のディテールや質感をよりリアルに表現することにこだわりました。それから、あの黒い傘はまさに神来の筆でした。構図を豊かにする小道具として機能するだけでなく、雑多な背景光を遮るのにも役立ちました。このような没入型の創作がとても楽しく、極限の環境の中で最適なカメラポジションやアングルを見つけ出し、キャラクターの持つストーリー性をできる限り再現することができました。今回のコスプレ体験は非常に充実したものとなりました。この衣装のデザインに込められた細かなこだわりを、皆さんに感じていただければ嬉しいです。