今回は『勝利の女神:NIKKE』(勝利の女神:NIKKE)のメイドテーマ大型合わせ撮影で、ドロシーのレイヤー(ドロシーコスプレ)を担当しました。スタジオに長時間こもり、ヨーロッパ調の白いアーチ、ドレープの効いた紗幕、そして咲き誇る花々を中心に空間を構築。床面には光を反射するミラーシートを敷き詰めたことで、画面全体の空間的な奥行きが一気に広がり、美しい反射(リフレクション)が極めて幻想的な視覚効果をもたらしてくれました。ドロシーとして身に纏ったのは、ピンクと白のツートンカラーが愛らしいメイド服。何層ものフリルとピンクのエプロンがあしらわれ、キャラクターの気品に寄り添うべく、ピンクパープルのウィッグに青紫のリボンタイを合わせ、足元にはピンクのレースフリルが付いた白ストッキング(白ストッキング)と黒のハイヒールをコーディネート。メイク面ではピンクのカラコンとピンク寄りのアイシャドウを施し、全体がより柔らかく愛らしい印象になるよう仕上げました。
共演した3人の相方たちもそれぞれ素晴らしい個性を放っていました。@喜茶苍苍子_ さんのミハラ(miHoYoコスプレ)は撮影現場で最もハードで圧倒的な視覚的中心となり、光沢感あるエナメル調の黒コルセットにロングスカート、脚元は黒ストッキングにレッグガーター、黒のピンヒールを履きこなし、手には黒の革鞭や金属チェーンを携えて、極めてクールで凛々しいダークゴシックの世界観を体現。@梓月 さんのモダニア(モダニア コスプレ)は黒黄チェック柄のメイド服で、黄色と白のカラーリングが抜群にアクティブで愛らしく、白ストッキングに黄色いリボン付きヒールを着用。伊伊さんのシンデレラは淡いブルーと白のシフォンチュール仕立てで、エアリーな軽やかさに銀灰色のツインテールと白黒リボンが美しく映えていました。4人が一堂に会すると、黒・青・ピンク・黄色の4色が鮮烈に衝突し、重厚な色彩のレイヤードを生み出しました。
撮影において最も難関だったのは床の鏡面反射でした。水鏡のような映り込みは息を呑むほど美しい反面、少し油断するとスタジオの照明スタンドが写り込んでしまったり、ポージングが窮屈に見えてしまったりします。カメラマンの@Alma玛 先生は光のコントロールが極めて巧みで、先生のディレクションのもと、立ち姿や座りポーズ、前後に高低差をつけた立体的な構図を次々と検証しました。私の一番のお気に入りは、白いチェアの周りにみんなで寄り添ったカットです。中央にミハラが腰掛け、その傍らに私が正座するアングルは、それぞれの衣装のディテールを克明に捉えているだけでなく、黒ストッキングと白ストッキングが同枠で描くコントラストが抜群の視覚的インパクトを放っていました。一日中ハイヒールを履き続けたため足裏は痛むほどでしたが、カメラのモニターに映る鮮明な生地のテクスチャと完成された構図を目にした瞬間、事前の準備の苦労はすべて報われたと感じました。
今回の合わせ撮影に向けた衣装のオーダーメイド、ウィッグのセット、小道具の調達には並々ならぬ情熱を注ぎました。現場でも衣装のドレープやウィッグの毛流れを絶えずお互いに整え合い、2次元の写真の中にリアルな3次元の立体感を宿らせるよう徹底。小道具に関しても、黒の革鞭や金属チェーン、薔薇モチーフのチョーカーに至るまで、細部まで事前の確認とテスト撮影を重ねました。みんなと一丸となってこの撮影を完遂できたことが本当に嬉しく、撮影も終始スムーズで、現場ではキャラクターの繊細な表情作りのテクニックについても熱く語り合いました(勝利の女神:NIKKE、ドロシーコスプレ)。