1年前に撮影したエンジェウーモン コスプレの写真を掘り出してみましたが、今見ても当時の光影と雰囲気がとても気に入っています。今回の撮影で最も苦労したのはあの巨大な白い翼です。リアルな羽の立体感とふわっとしたボリューム感を追求するため、道具制作の際に一枚一枚の羽を個別にカットして形を整えました。固定用フレームを装着して背負うとかなりの重量でしたが、完成写真のクオリティを見れば苦労の甲斐がありました。ピンクのルーンリボンも現場で巻き付けたもので、風になびいて身体を包み込むような動感を出すため、カメラマンと一緒に放り投げるタイミングや静止する瞬間を何度も試行錯誤しました。
撮影環境には漆黒のインドアスタジオを選び、メイン光源を斜め後方から照射することで、羽のフチが美しく浮き上がり、神聖でどこか神秘的な天使スタイルシルエットを作り出しました。弓を引くカットの矢の光の軌跡はレタッチによる補正ですが、自然に見せるため、力を溜めるポーズをとる際は腕の安定感と弦を固く張る緊迫感を維持する必要があり、実は体幹の筋力がかなり試される体勢でした。白地に黒のパイピングが施された衣装一式に、オーバーニーソックス風のロングブーツコーデとレッグリングが組み合わさり、暗い背景の中で格段の存在感を放ちます。
今回の作品を通して、天使スタイルキャラクターへの理解がより深まりました。単に可憐で神聖なだけでなく、弓を引いて攻撃する瞬間には強い爆発力が宿っています。撮影後に未編集の写真を見返した際、多くのスナップカットに素晴らしい張りが感じられ、特に空中の浮遊感は、足元のステップ台とレタッチでのスタンプ消し処理によって、完璧な無重力効果を実現できました。今回はカラーグレーディングを再調整し、ピンクのリボンの彩度をわずかに下げて白い翼の質感をより柔らかく見せることで、大満足の仕上がりとなりました。『デジモン』ファンの方々に届いてくれれば幸いです。