今回はソニー A7M5と50mm F1.2 GMレンズを手に、初夏の庭園で『ブルーアーカイブ』天童アリスの二次元コスプレのロケ撮影を行いました。
ロケ地にはちょうど色鮮やかな花壇があり、緑の葉の間に黄色や紫の小花が咲き誇り、遠くに見えるレンガ色の建物やピンクの透かし彫り手すりと相まって、全体的に明るく爽やかなビジュアルトーンを構成していました。屋外で大口径単焦点レンズを使って撮影したため、背景の見事なボケ味が雑多な環境から被写体を美しく際立たせてくれます。十分な自然光のおかげで、ソニーならではの蔵出し(撮って出し)の発色は非常に透明感が高く、大掛かりなレタッチをしなくても非常にクリアでクリーンな仕上がりになりました。
今回のスタイリングについて、衣装は純白のオフショルダーフリルワンピースをチョイス。風の通る屋外での撮影にぴったりな軽やかな素材感です。髪飾りは薄水色のフレーム構造に白いリボンをあわせ、ウィッグはダークブルーからブラックへのグラデーションカラーを選び、ロングの髪を流しつつ高めのポニーテールにセットし、黒のチョーカーで洗練されたアクセントを加えました。小道具には透明なハンド&ショルダーバッグを合わせ、中には白い鳥のぬいぐるみと、生クリームとジャムが添えられたアイスドリンクのプロップを収納。白のレースソックスと黒の太ヒールメリージェーン皮靴というクラシカルな組み合わせが、少女らしいフレッシュな魅力をより一層引き立てています。
ポージングのキャプチャでは、白い金属製折りたたみ椅子に腰掛けたリラックスした姿や、ピンクの手すりに座って脚を組んだ構図、そして手に鳥のぬいぐるみを乗せた表情などを撮影しました。動と静が目まぐるしく切り替わるシチュエーションは、カメラのAF性能が強く試される場面です。幸いにもソニー A7M5のAI瞳AF機能は非常に信頼性が高く、小道具を投げて受け止める瞬間や、片足で立って揺れる瞬間でも、ピントが瞳にぴったりと喰いつき、シャープでキレのある描写を約束してくれました。
強い日差しの下での撮影では白トビを心配しがちですが、50mm F1.2 GMが持つ豊かな階調表現のおかげで、ハイライトの白飛びは抑えられ、白いドレスの複雑なフリルやシワのディテールまでもしっかりと残りました。肌のトーンも自然で透明感たっぷりに再現されています。光が柔らかく差し込む木陰エリア打破でも、高いダイナミックレンジによって陰影のディテールが美しく保持されました。背後の花壇の色彩グラデーションを含め、ソニー特有の臨場感あふれる描写力を堪能できました。
今回の屋外ポートレート撮影はスタジオ撮影のような制限がなく、光の変化を楽しみながら非常に心地よく進められました。小道具の透明バッグや中のぬいぐるみ、そして手に持ったアイスクリームのプロップが、作品に物語性を与えてくれます。穏やかな午後に大好きなぬいぐるみと一緒に庭園でお茶会を楽しむような、自然体で環境に溶け込む感覚を味わえました。最終的に完成した写真は、純粋で清潔感があり、夏ならではの甘く爽やかな空気に満ちた仕上がりとなっています。