今回の本番撮影は、キャラクター自体が風に縁のある存在であるため、あえて風の強い湖畔を選びました。最初は風向きが定まらないことを心配していましたが、当日の風が衣装のリボンやウィッグをとても自然になびかせてくれ、風と空、そして鳥たちが羽ばたく自由な感覚と完璧にマッチしました。スタイリングのこだわりについてお話しすると、濃紺のウィッグは三つ編みと白い花飾りをあしらって丁寧にセットし、白シャツと黒のショートパンツを合わせてすっきりと引き締まったシルエットに仕上げました。足元の黒ストッキングと革靴は写真映え抜群でしたが、特に凸凹した岩場に立ち続けるのは足首への負担が大きく、かなり体力を消耗しました。ここでひとつポイントをシェア:躍動感のあるポーズを撮る時は、小道具を持つ手を高く掲げ、体をわずかに後ろへ反らせつつ、スカートやリボンのなびく方向に気を配るのがコツです。ロケーションには湖畔の岩場を選び、あおり(見上げ)のアングルにすることで、真っ青な空と広大な水面を同時に収め、奥行きのある空間感を際立たせました。レタッチでは主に空を舞う白い羽のエフェクトを処理しました。現場は風が強すぎて綺麗に羽を撒くのが難しかったため、後から1枚ずつ合成したのですが、幸いとても自然な仕上がりになりました。今回のアウトドア撮影は本当に楽しく、大自然の息吹を感じながら、この伸びやかで自由な空気感というテーマを表現することができました。