このシリーズを撮影したのはちょうど午後で、日差しは強かったものの、初冬の風が吹くといくらか頭がすっきりとするような寒さでした。当日はちょうどクリスマスイブの前後で、街にはすでに少しお祭りムードが漂っていました。
衣装に関しては、具象的でありながらも日常の生活感が漂うこのようなデザインがずっとお気に入りでした。深みのあるネイビーのウエストシェイプコートに袖口のホワイトライン、层して赤白チェックのマフラーの組み合わせは非常に映え、実用性も抜群です。Fate/Grand Orderにおけるキャラクターのスタイルを維持するため、ボトムスにはプリーツスカートを選び、ニーハイソックスとバックル付きのヒールショートブーツを合わせました。全体的にはカレッジ風でありながら、実はかなりクールなニュアンスも引き出しています。白いウィッグは黒縁メガネの引き立てによってクリーンかつシアーに見え、強い光の下でも意外なほど上質な質感を見せてくれました。
撮影自体は実はかなり気楽に行いました。金属製のフェンスがある街角や路肩のベンチ、それから歩道橋などをロケ地に選びました。モデルの状態も非常にリラックスしており、フェンスに手を添えたり、うつむいてマフラーを整えたりする自然な仕草が、あのアンニュイな冬の空気感にぴったりとはまっていました。特筆すべきは、その日のハイライトと陰影が非常に強烈だったことです。地面に落ちる格子の影や長く伸びたシルエットが、画面の空間感を絶妙に強調してくれました。リアルなストリートスナップの最大の楽しさは、計算されていない偶然の光影や風を捉えられる点にあります。風で髪や服が少し乱れることもありますが、それがかえって作品全体の雰囲気をより生き生きとしたものにしてくれます。
このようなキャラクターにおいて、再現度はもちろん重要ですが、撮影を通じて「キャラクターにも彼女自身の『日常の時間』がある」と見てくださる方に感じてもらえることこそが、より貴重なことだと思います。カメラが切り取るのは単なるコスチュームではなく、ある瞬間の感情や心境でもあり、今回の作品は確かに私の理想通りの効果を収めることができました。