22日の中国アニメ現場は実に大勢の来場者で賑わっていました。キャラクターを忠実に再現するためこの衣装に袖を通した際、まず感じたのは白いトップスのシルエットが体型を選ぶということでしたが、赤いリボンタイとチェックスカートを合わせると抜群に写真映えし、白・黒・赤の鮮やかなコントラストがイベントの人混みの中でもひときわ目を引きました。特にリボンタイは大きめに見えるものの、対比で顔を小さく見せてくれる効果があります。
脚のラインの魅せ方にも気を配り、黒タイツ コーデとプリーツスカートの組み合わせによって脚全体がすらりと長く見え、黒のフラットなローファーを合わせることで、一日中歩き回っても疲れにくく、綺麗な立ち姿をキープできました。本日混雑する人波の中を歩くにあたり、カメラマンさんは周囲の喧騒に邪魔されない空気感を切り取るため、あえて望遠レンズの開放絞りによるスナップ撮影を選んでくれました。人混みの真ん中に佇むと、通行人や周囲のコスプレイヤーが綺麗に背景へとボケていき、まるで異なる時間軸を彷徨い歩いているかのような感覚に包まれました。これはまさに『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター特有の終わりのない時間遡行・輪廻という魔法設定と見事に重なります。
撮影は決して順風満帆とはいかず、至る所でカメラを構える人が行き交う中、同じ場所にとどまり適切な隙間を見つけてフォーカスを合わせるのは至難の業でした。通行人がレンズの前を横切ることも度々あり、撮影ポジションを何度も微調整せざるを得ませんでした。クールで少し距離感のある表情を維持するため、その場に留まりながら大げさな動きを極力控え、主に視線や繊細な手の動きで感情を表現しました。赤縁メガネをかけたカットのポーズはその場の思いつきでしたが、フレームに手を添えて人混みの向こうの遠くを見つめる角度を少し調整したところ、思いがけず素晴らしい空気感を演出できました。
今日は一日中黒タイツ コーデで過ごし、長時間の立ちっぱなしで足元に疲労感はあったものの、撮って出しの写真を確認した瞬間、その努力はすべて報われたと感じました。この衣装のまま帰路につく際も、すれ違いざまにキャラクターに気づいて小声で話しかけてくれる方がいたりと、温かい交流を楽しめました。今回のイベント写真はキャラクター特有の気質、すなわち喧騒の中でただ一人孤独に戦い続ける孤高の静けさと揺るぎない信念を、レンズ越しに忠実に切り取ることを目指しました。撮影を終えて私服に着替えた時は、ホッと肩の荷が下りるような解放感がありました。この日の撮影経験を振り返ると、混雑するイベント会場で納得のいく写真を残すには、カメラマンの腕前に加え、人の流れが途切れるわずかな隙間を見極めてクリアな構図を確保することが極めて重要です。素晴らしいイベント写真は衣装やメイクだけでなく、根気と運の巡り合わせから生まれるものだと実感しました。次回のイベント撮影体験も今から楽しみにしています。