今回の『フェ~レンザイ -神さまの日常-』春の雅集の大型合わせ写真を撮影するにあたり、築山や石橋での立ち位置を決めるだけでもかなりの時間を費やしました。8人という大人数の構成に加え、築山の岩肌が滑りやすかったため、カメラマンさんは全員の表情や小道具のバランスを見ながら、照明の配置とカメラアングルを何度も入念に調整してくれました。1枚目は築山の岩場で撮影したもので、段差を活かした立体感のある配置が画面に奥行きを生み出し、カバー写真にぴったりの仕上がりになりました。
今回私が担当したのはシャオユーコスプレです。何層にも重なる衣装のレイヤードや、ウサギ耳の立ち上がりの補強、スカートの縫製ラインに至るまで、何度も微調整を重ねて自然なドレープ感を実現しました。シャオユーならではの気品と、どこかツンデレな雰囲気を表現するため、ポージングは大げさな動きを控えめにし、主に視線や指先の繊細な仕草で感情を伝えるよう意識しました。団扇を手にする際もシフォン素材の袖口が乱れないよう気を配るなど、撮影中は小道具の扱いに細心の注意を払いました。
合わせの仲間たちも本当に頼もしかったです。哮天コスプレと九月 コスプレを担当した友達が石橋の上を駆け抜けるシーンは躍動感にあふれ、哪吒コスプレと紅孩児のウィッグや笠も瑞々しい緑を背景に見事に映えていました。さらに白澤と精衛が築山の縁に佇むカットでは、背景の蔦と相まって、レタッチで少し色味を整えるだけで中華アニメならではの独特の風情が漂いました。3枚目の石の手すりの前に並んだ写真は、午後の木漏れ日が美しく降り注ぐ中、単調な一列並びを避けるために立ち姿と座り姿をバランスよく組み合わせました。
レタッチとデザインのレイアウトは伝統的な折本(画帖)の形式を参考にし、4枚目の斜めスライスのコラージュはプレビュー画像に最適で、全員の細やかなディテールまでしっかりと鑑賞できます。大型の合わせ撮影は事前の準備が毎回大変ですが、完成した写真を目にするとすべての苦労が報われたと心から感じます。『フェ~レンザイ -神さまの日常-』の春の雅集というテーマを本物の庭園ロケーションで再現できたのは、衣装の完成度だけでなく、チーム全員の息の合った連携があったからこそです。