今日はコミックアップで一日中、旧月姫版のシエルコスプレをして回りましたが、会場での体験は想像していた以上に素晴らしかったです。
このキャラのコスプレをするのはずっと心の中で温めていた企画でした。というのも、他の超ヒット作に比べて『月姫』のファン層は比較的一部分に限られているからです。今日は自分を認識してくれる人に5人でも会えればそれだけで一日中感動できると思っていました。しかし実際に巡ってみると、一日を通して10人もの仲間が正確にキャラクター名を呼んでくれ、中にはコアなファンの方が旧月姫の細かい設定やあの名シーンについて語り合ってくれる場面もありました。その瞬間、ここ数ヶ月間この衣装の準備に注ぎ込んできた苦労が報われたと心から感じました。
今回の参加で一番嬉しかったサプライズは、カレー屋さんで食事をしていた時に、同じシリーズの『月姫R』版の先輩コスプレイヤーさんに偶然出会ったことです。意気投合してすぐに相席することになりました。そのお店の名物カレーオムライスはボリューム満点で、厚みのあるとろとろの卵が載っており、爽やかな野菜サラダとアイスレモンティーの組み合わせは、イベント会場を歩き回った後に体力を全回復させてくれる最高の補給でした。席に着いて一口二口食べながら会話が盛り上がると、思わず作中の定番のやり取りを再現したくなりました。そうして写真のような楽しげな光景が生まれました。私が彼女の金髪ウィッグを引っ張り、彼女も負けじと私と“格闘”し始めたのです。その写真を撮り終えた後、隣のテーブルのお兄さんがずっとこちらを見ていることに気づきました。きっと「なんでこの二人、レストランで急に掴み合いを始めたんだろう」と思われたに違いありません。
旧月姫版のシエルとして、全体の認識度はカラーリングと細部のディテールに大きく依存します。今回は明るい黄色のVネックニットベストを羽織り、インナーにはシンプルな白シャツ、襟元にはワインレッドのリボンタイを締め、ダークブルーのウィッグと同系のブルーのカラコンで全体のトーンを合わせました。特徴的な顔立ちに近づけるため、細フレームの丸メガネも用意しました。今日の大半を屋外で過ごしたため、少しメイクの油分が出てしまいましたが、再現度に関しては自分でも満足しています。セットのアクリルストラップも持参し、自撮りの際に手で示してアピールしました。この小物がキャラの空気感にぴったりマッチしていました。
会場を巡っている最中は大きな達成感がありました。認識されるだけでなく、路上でコーディネートの工夫について尋ねてくれる人が何人もいたり、明るい黄色の配色に惹かれて写真を撮りに来る通行人もいました。ファン仲間と語り合う中で、リメイク版と旧作の違いや、みんなが待ち望んでいる『月姫』劇場版の話で盛り上がりました。TYPE-MOONファンとして、アンドシエルのコスプレイヤーとして、この劇場版が無事公開され、この世界観に触れたことがないより多くの観客にも、あの夜の深遠さとロマンを感じてもらえることを心から願っています。
今日コミックアップでたくさんの温かさと共感を感じることができました。コスプレはそれ自体が好きという熱意を表現するプロセスであり、一度の衣装を通じて見知らぬ多くの人々と言葉を交わし繋がれる体験は本当に素晴らしいものです。これからも心を込めた姿勢で、大好きなキャラクターたちをたくさん形にしていきたいと思います。