この作品集は、関西のさまざまな場所で撮影したスタイルをまとめたものです。カバーには、夜桜の提灯の下で雰囲気の強いシングルカットを選びました。光と影の層、そして被写体のポーズは、私が二次元撮影において大切にしている審美眼を直感的に表しています。
私自身、モデルとカメラマンの両方を長く経験しているため、カメラを前にした時に被写体が感じる緊張感や、手の置き場に困るような気まずさを痛いほど理解しています。そのため撮影中、私は直接ポーズを実演し、目線の落とし所や重心の置き方まで細かく指導します。これは、カメラの前で不自然さのない、自然で生き生きとした状態を捉え、あなたを最も美しく見せる角度に調整するためです。前髪の乱れや襟の歪みなど、メイクの細部にも常に気を配ります。
現在は京都を拠点に活動しており、関西圏は素晴らしい作品を生み出すのに最適な場所です。伝統的な神社や夜桜和風の石畳、あるいは欧州レトロな雰囲気の洋室まで、光と構図を少し調整するだけで、映画のような物語性が自然と生まれます。私は現場での境界線を大切にするタイプです。普段は口数が少なく、撮影に直接関係のないことには立ち入りません。ただし、被写体が撮影者からの励ましや、情緒的なサポートを必要とする場合は、状態を合わせて柔軟に対応します。楽しい撮影環境こそが、雰囲気のあるポートレート作りの基盤だからです。
撮影予約のルールについてですが、事前に私の作品のスタイルを確認しておくことは非常に重要です。すべての写真は原版を基に丁寧に色調補正を行っています。これは後処理による二次的な色味の調整こそが、写真全体の質感を統一するために不可欠だからです。この工程を承諾できない場合は、誤解を避けるため事前に必ず伝えてください。無理な撮影は避けており、同業者の方には機材を奪い合うような撮影や、他の撮影者のスペースへの無断介入を控えていただきたいです。また、同行されるスタッフの方も、私の撮影の進行やリズムを妨げないよう最大限配慮してください。カメラマンは流水作業の道具ではありません。相互尊重があってこそ、撮影はスムーズに進みます。