本日は『一夢江湖』沧海のコスプレ作品を公開します。今回のロケ地には静けさに包まれた竹林を選び、キャラクターの雰囲気に寄り添えるよう、衣装や小道具の細部にまで徹底的にこだわりました。
まずは撮影機材からご紹介します。カメラマンさんはHASSELBLAD X2D 100Cに、XCD 25V、55V、90Vの3本のレンズを用意してくれました。中判カメラならではの圧倒的な解像感には心から息を呑みました。竹林のような複雑な光環境の中でも、衣装のスパンコールの煌めきや髪の毛一本一本の質感まで緻密に捉えてくれます。竹の葉の隙間から差し込む自然光と開放F値の柔らかなボケ味が重なり合い、被写体の存在感を立体的に際立たせてくれました。
衣装は伝統的な気品が漂う赤と黒の漢服に、ゴールドを効かせたカラーリングです。インナーは黒のホルターネック仕立てで、胸元には精緻な金色の飛鳥の刺繍と赤いタッセルがあしらわれています。羽織った赤い薄絹の衣には金色の魚鱗文様が施され、歩くたびにふわりと軽やかに舞い、武侠の世界に生きる少女ならではの優美な躍動感を醸し出します。さらに華やかさを添えるため、裾や腰回りにはパールや金属の装飾を散りばめました。ウィッグは両側にまとめたお団子ヘアに結い、赤いリボンと金色の髪飾りで固定し、顔周りには細い三つ編みを垂らして輪郭を整えつつ可憐な表情を引き出しました。
撮影小道具も非常に豪華です。手に携えた金色の羅盤は、木製の台座に同心円状の金プレートが組み合わされており、重厚な質感を放っています。そして長剣の抜刀シーンは、滄海門派の弟子らしいしなやかさと凛とした戦いの気迫を表現すべく、袖の振りと合わせて何度も練習を重ねました。また、赤と白のサンザシ飴(糖葫芦)や竹簡も用意し、飴を頬張るカットでは全体のキリッとした冷涼な空気をほどよく和らげ、愛らしい一面も覗かせています。
門派でおなじみの「滄海は大頭」というユーモアのあるフレーズがありますが、今回の古風コスプレでは大頭スタイルではないものの、撮影中は門派で過ごした日々の思い出が頭を駆け巡っていました。岩の上で静かに結跏趺坐を組んだり、片膝を立てて羅盤を掲げたり、あるいは剣を空へと向けたりと、一つひとつのポーズにキャラクターの魂を宿すよう努めました。重みのある衣装や複雑な小道具を身につけ、足場の悪い岩の上でバランスを保つ竹林でのロケは体力的にも大変でしたが、仕上がった作品を目にした瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。
この写真を通じて、竹林を吹き抜ける清らかな風と、江湖の爽快な気概を皆さんに感じていただければ幸いです。