雲と星の要素が織りなす幻想的な雰囲気の写真 - 1 枚目
雲と星の要素が織りなす幻想的な雰囲気の写真 - 2 枚目
雲と星の要素が織りなす幻想的な雰囲気の写真 - 3 枚目
雲と星の要素が織りなす幻想的な雰囲気の写真 - 4 枚目

今回の星テーマコスプレのスタイリングは、ずっと心待ちにしていた念願の撮影でした。動物園撮影会での制作のインスピレーションはいたってシンプルで、「夢のように柔らかい世界観を作りたい」という思いから始まりました。頭にかぶった白いレースのナイトキャップは、何軒ものショップを探し回ってようやく見つけ出したこだわりの一品。フリルの広がり具合が絶妙で主張しすぎず、黒白の星柄キャミソールワンピースと合わせることで、まるで家でまどろみながら夢を見ていたら、うっかり星屑の山に落ちてしまったかのような幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

メイクに関しては、今回はかなり思い切った挑戦を試みました。普段は顔にあまり多くのパーツを貼るのが得意ではないのですが、全体の夢幻的なムードに寄り添うため、目元や頬骨の周りにたくさんのラインストーンや星形のスパンコールを散りばめました。色味は寒色系のブルーパープルとシルバーをセレクトし、ライティングを浴びると細やかにキラキラとした煌めきを放ちます。顔にあしらったデコレーションを視覚の中心にするため、アイメイク自体はあえて淡くナチュラルに仕上げました。ベースメイクはマットな質感をキープすることで、画面全体の品格とテクスチャを格段に引き上げています。チークは普段より少し高めの位置に乗せ、微醺(ほろ酔い)のような、あるいは目覚めたばかりのような愛らしい紅潮感を演出しました。

コーディネートにおいて、星柄ワンピースに加えて最大のアクセントとなったのが、手元の白いニット手袋と足元の白のレッグウォーマーです。手袋にあしらわれたピンクの星は立体的で触り心地も柔らかく、全体的に寒色寄りの画面にほんのり温かみのあるピンクの彩りを添えてくれます。足元の白のレッグウォーマーにも星柄のデザインを選び、身に着けた瞬間にスタイリングの一体感が一気に高まりました。撮影中は座りポーズをとても気に入って多用しました。全体のコーディネートの愛らしいシルエットを余すところなく魅せられるからです。星のステッカーを貼ったウクレレは現場で急遽思いついて追加した小道具でしたが、背景の綿で作った雲の背景と重なり合うことで、まるで雲の上に腰掛けて爪弾いているかのような童話の世界観を生み出してくれました。

今回の撮影小道具の中でも、巨大なホログラムレーザーの星たちは本当に撮影の難易度が高いアイテムでした。反射面が多すぎるため、光の角度がわずかでも狂うと、写真では輪郭のぼやけた白飛びの光の塊になってしまいます。ポーズや星の配置を微調整するのにかなりの時間を費やしました。小さな星を見つめてうつむいているカットは、実は角度を調整している最中に捉えられた奇跡的なスナップで、横から差し込んだ光がまつ毛や頬のシークインの輪郭を美しく縁取り、とても自然な仕上がりになりました。一方、雲の上に横たわっているカットでの最大の難関は、体勢のバランスを保ちながら、星が顔を完全に覆い隠してしまわない絶妙な角度で掲げ、光を反射させて息を呑むような虹色の輝きを引き出すことでした。

撮影セット全体は、大量の手芸用綿と白いシフォンのドレープカーテンを組み合わせて設営した雲の背景です。雲特有のもふもふとした立体的なレイヤード感を出すため、手作業で綿を細かくちぎっては形を整える作業を繰り返しました。背景のカーテンにはほんのりグレーがかったブルーを選び、白いワンピースや白のレッグウォーマーが画面の中で埋もれず鮮やかに際立つよう工夫しました。撮影時は星の反射面が硬直してギラついてしまうのを防ぐため、直射の強い光を避け、拡散光(ディフューズ光)をメインにセレクト。柔らかな光が降り注ぐことで、素肌の透明感や衣装の繊細なテクスチャがこの上なく優美で幻想的な質感に仕上がりました。

今回の試みを通じて、複雑なストーリーラインや壮大なロケーションがなくても、シンプルな要素を的確にコーディネートし、小道具やライティングを入念に突き詰めることで、記憶に残る美しい一枚を創り出せると実感しました。こうしたほんのりファンタジックで幻想的な世界観が大好きなので、完成した写真を目にした瞬間、数時間にわたる試行錯誤や肌に散りばめたスパンコールの手間のすべてが報われたと感じました。