今回の本編予告第6弾は心海の水着をテーマにしており、これほど短いスパンでこの企画を進めることができて本当に嬉しかったです。
シリーズ全体の基調は、非常に幻想的で涼やかな水中の空気感です。最初にこの着ぐるみ衣装を受け取ったときは、ファーや特殊素材の生地がボディラインやポージングの表現に影響しないか心配でしたが、着用してみると全体のカッティングと素材の再現度が非常に高くて安心しました。特にウエストや腕にあしらわれたリボン飾りのドレープ感が秀逸で、スカートの裾や胸元の細かなディテールと相まって、レンズの前でとても柔らかな印象を与えてくれます。
セットには主寝台として巨大な白い貝殻が配置され、照明が白い貝殻のエッジに当たると非常に透明感のある質感が反射し、その上に横たわった瞬間、本当に包み込まれるような没入感を味わえました。手元に抱えた光る球体は今回のキーアイテムであり、補助光やテーマ性を引き立てるだけでなく、ダークブルー基調の背景全体に視覚的な重心をもたらしてくれました。
カメラマンの@阿巴阿巴阿巴啊 さんの光と影のコントロールは非常に的確で、特に白ストッキングと周囲の青紫色の環境光の処理において、色濁りが一切ありませんでした。撮影時は海水の屈折を模した柔らかな光を当てていたため、測光を誤ると白飛びしてのっぺりしがちですが、完成写真では白タイツの透明感がしっかりと残り、周囲のクリスタル柱や宙に浮く青い魚の小道具もそれぞれ立体感を保ち、全体として非常に完成度の高い構図になりました。
巨大なホタテ貝の造形については白飛びしないか少し心配でしたが、カメラマンさんが斜め上方からの光源と下部からの反射光を組み合わせたことで、貝殻のテクスチャが鮮明に保たれました。また、貝殻の縁に適度な厚みがあったため、もたれかかるポーズでも自然に体を伸ばすことができ、脚を重ねた際に脚線美を綺麗に見せることができました。
今回のスタイリングにはダークブルーのリボンを合わせ、淡い紫のインナーと心地よいコントラストを生み出しました。また、ペールピンクの髪色はブルー基調の空間でも浮くことなく、かえってしっとりとした温かみを感じさせてくれます。
撮影当日はちょっとした試行錯誤もあり、例えば宙に浮く魚の小道具は、水中に漂う無重力感を出すために何度も固定位置を調整する必要がありました。それでも最終的な画作りでは、その幻想的な浮遊感をしっかりと捉えることができました。こうした白と青紫を主調とした写真は、レタッチで色温度やコントラストをわずかに整える程度で十分であり、撮って出しの光影だけで極めて完成度が高かったです。
こうした特殊な小道具の上に仰向けになる撮影は、体を美しく伸ばしながら顔や胸元をカメラに向ける必要があるため、体力と体幹が試されます。幸いカメラマンさんとの事前打ち合わせが非常にスムーズだったため、多くのポーズが一発OKとなり、撮影時間を大幅に短縮できました。
今回公開したのは予告編ですが、本編写真のクオリティには自分でもかなり自信を持っています。このセットで撮影した写真は没入感が非常に高く、まるで静かな浅瀬の海に本当に沈み込んだかのようでした。これまでのシリーズもそれぞれ異なる魅力がありましたが、今回の心海の水着セットは、夏のテーマにおいて間違いなく清涼感と幻想性に満ちた一作です。衣装のディテール、小道具の調和、セットの設営に至るまで、今回の撮影は記録に残す価値のある素晴らしい共同作業となりました。
当初はこのシリーズで水しぶきが舞うような躍動感あるカットも撮る予定でしたが、着ぐるみの特殊素材やライティングの難易度を考慮し、今回は静物と空気感の演出をメインにしました。今後チャンスがあれば、同じ要素を取り入れつつ別素材のバージョンにも挑戦し、また違ったビジュアル体験をお届けできればと思います。