今回の真紅の衣装は、生地選びから制作まで前後して2ヶ月近くかかりました。落ち感が素晴らしいワインレッドのベルベット生地を選び、襟元の黒いリボンと薄ピンクのバラを合わせることで、あのツンデレでエレガントなローゼンメイデンのイメージを全力で再現しました。撮影場所はアンティーク家具がずらりと並ぶレトロな洋館で、現場の小道具は本当に豊富でした。クラシックな革製ソファ、純銅製の置き時計、チェスボード、形成されたあの巨大な金色の鳥籠――まさに私が子供の頃に妄想していた、真紅が暮らす部屋そのものでした。
あの気怠くどこか神秘的な夢幻的な光と影の効果を演出するために、カメラマンさんは暖色系のサイド逆光をいくつか仕込んでくれました。髪の輪郭に見えるあの金色の光輪は、実はソフトボックスにカラーフィルターを合わせて少しずつ調整したものです。本棚の前のシーンでは、本を抱えて床に座っていると、階段の隙間からちょうど太陽の光が差し込んできて、その素晴らしい雰囲気のおかげで一瞬で世界観に入り込むことができました。撮影中は常にポーズを微調整していました。真紅のトレードマークである動作は手元や身体の曲線が強調されることが多いためです。例えば、紅茶を飲む時は手首を少し上向きに反らせたり、座っている時はスカートの裾を扇状に広げたり。また、レンズとの連動感をあえて抑え、あの「高貴でどこか寂しげな」視線を維持することにも気を配りました。
一番気に入っているのは、鳥籠の中に立って見上げているカットです。実は籠の内部はとても狭く、蔦やバラの棘を避けなければならず、ポーズを取る時に少し動くだけで花びらが落ちてしまうほどでしたが、仕上がった写真はかえって「囚われの美」のような儚さを醸し出してくれました。今回は3種類の異なる小道具の組み合わせを用意し、それぞれが私の記憶にある様々なシチュエーションの真紅に対応しています。小学生の時に原作漫画を読んでから現在にいたるまで、彼女のように精巧で魂の宿ったドールにずっと憧れていました。今日、自分自身がこの衣装を身にままとい、これらのセットに立てたことは、まるで子供の頃からの執念を昇華できたかのような感覚です。写真の中の多くのディテールは、事前の衣装制作や道具選びの段階で何度も比較・検討を重ねたものです。靴のリボンやスカートの裾のレース、あるいは背後にあるピンクの日傘もその一つです。丸一日撮影して本当に疲れましたし、ソファと絨毯の間で小道具を何度も移動させるだけで大半の時間を費やしましたが、完成した作品の質感を見れば、すべてが報われたと感じます。光影や表情を通じてキャラクターの性格をどのように表現するか、私も少しずつ模索している最中ですが、今回は非常に満足のいくレトロ洋装撮影とドール撮影の試みとなりました。