2日間のアニメイベント日程が無事に終了しました。今回は『崩壊:スターレイル』から2人のキャラクターを担当し、1日目は長夜月、3日目はロビンの「聖心のアリア」を披露しました。タイムスケジュール的には非常にタイトで、初日は長夜月のスタイリングに追われました。長夜月のヘアスタイルは無造作感のあるピンクのレイヤードショートで、そのまま被るとペタッとしてしまうため、スチールコームとハードスプレーをバッグに常備してセットしました。黒の手袋は屋内だとかなり蒸れますが、衣装のメタリックな質感を忠実に再現するため終始着用し続けました。アイメイクには赤系のカラコンを採用し、強い瞳の印象に負けないようアイラインをいつもより長めに引くことで、赤と黒を基調としたゴシック調の衣装にふさわしい冷艶で圧倒的な存在感を演出しました。とはいえ、会場内は大変な混雑で衣装の通気性も低かったため、文字通り汗だくの挑戦となりました。
初日の撮影を終えた後はホテルに戻って素早くメイクを落とし、ウィッグの手入れと肌の集中ケアを行いました。2日目はロビンの「聖心のアリア」に身を包み、幻想的な青紫のグラデーション衣装を着用しました。この衣装で最も苦労したのは、繊細な白のチュールと翼の羽根パーツの固定です。ポーズやアングルを頻繁に変えるため翼が傾きやすく、肩の下に厚手のマスキングテープを何重にも貼ってしっかりと固定しました。青紫の羽根との調和を図るため、ウィッグは毛先にほんのりピンクが混ざった淡いブルーバイオレットのグラデーションを選定し、非常に美しい仕上がりになりました。瞳には透明感の高い鮮やかなシアン色のカラコンを入れ、ピンクパープル寄りのアイシャドウを重ねることで、潤みのある澄んだ目元を作り上げました。薄手で軽やかな白チュールは着膨れしやすいため、インナーのカッティングを工夫し、鎖骨からデコルテにかけての美しいラインを最大限に際立たせました。
連日でのコスプレ参加は体力の消耗が非常に激しく、特に3日目はロビン特有の軽やかで幻想的な佇まいを維持するため、表情が硬くならないようカメラに合わせて絶えずニュアンスを微調整し続けました。テカリを抑えるためのメイク直しもこまめに行いました。ハードな2日間でしたが、写真の仕上がりは期待以上で、それぞれのキャラクターが放つ空気感を見事に表現できました。ライティング設計も2日間で大きく異なり、初日はダークレッド調、3日目はブライトパープル調に設定し、レタッチの方向性もそれに合わせて調整しています。体力的には限界寸前まで追い込まれましたが、それこそがアニメイベントの醍醐味であり、自身のメイク技術とタフな体力を試す素晴らしい機会となりました。
ウィッグ、アイメイク、衣装装飾に至るまで全く異なるアプローチで仕上げた2つのキャラクターですので、今回のシェアを楽しんでいただければ幸いです。