绯雪のこのアイスブルーのグラデーションドレスに着替えた瞬間、周囲の温度が数度下がったかのように感じられました。今回はマニキュアの色にもこだわり、より透明感のあるラメ入りのシルバーホワイトをチョイス。「形態切り替え」時の手元のアップや細かな動きに合わせるため、ペディキュア(足の爪)も同系色に揃えることで、全体のビジュアルを統一させました。ウィッグのブルーグレーのグラデーションは非常に立体感(レイヤー感)があり、トレードマークである太刀の小道具を手に持つと、ずっしりとした重量感と振った時の絶妙なバランスが得られます。
撮影ではあえて雪景色の背景と古風な木製の格子窓を選び、鏡の反射を利用して何枚か映り込みのカットを撮影しました。これにより、スカートの裾のパール感のある生地と軽やかなドレープ感を綺麗に表現した雪景色撮影となりました。原作の衣装構造は実はかなり複雑で、ショルダーストラップや帯(腰封)が交差するデザインの調整には一苦労しましたが、動きやすさを確保しつつスタイリングの美しさをキープすることに成功しました。今回の雪景色の中での光と影の空気感にはとても満足しています。寒色系の中に点在するピンクの桜がコントラストとなり、画面全体にクールな気品を持たせつつも、柔らかさを失わない仕上がりになりました。仙侠風スタイルならではの風情がたっぷりと詰まったスタイリングとして、今回の衣装・ヘアメイク・小道具の再現度には自分でも納得がいっています。皆さんの心の中にいる、剣を携えて佇む绯雪の姿をお届けできれば嬉しいです。