【アルトリア コスプレ】『フェイト』シリーズJKスタイル、龍美術館の桜の下で過ごす春のひととき - 1 枚目
【アルトリア コスプレ】『フェイト』シリーズJKスタイル、龍美術館の桜の下で過ごす春のひととき - 2 枚目
【アルトリア コスプレ】『フェイト』シリーズJKスタイル、龍美術館の桜の下で過ごす春のひととき - 3 枚目
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【アルトリア コスプレ】『フェイト』シリーズJKスタイル、龍美術館の桜の下で過ごす春のひととき - 15 枚目

写真の数々は、実は昨年の春にロケへ出かけて撮影したもので、一昨日ようやく眠っていたRAWデータを引っ張り出して改めてレタッチし直しました。完成したカットを目にすると、実に感慨深いものがあります。当初は日本の田園風のような場所を探そうとしていたのですが、龍美術館の隣にあるソメイヨシノがちょうど満開を迎えており、インダストリアルな建築物と柔らかで美しい桜の組み合わせが、セーラー服の設定にぴったりのギャップ感を生み出してくれると思い立ちました。

撮影当日はアクシデントの連続で、最も致命的だったのはカメラのパラメータをうっかりSモード(シャッター優先)にしたまま、焦ってダイヤルに誤触してしまい、多くの写真のシャッタースピードが極限まで上がってしまったことです。結果、ファインダー越しには光が見えていたのに、シャッターを切った後の再生画面は真っ黒になり、当時は生きた心地がしませんでした。幸い使用機材がS52Xだったおかげで、あそこまで真っ黒に黒潰れしていてもRAWデータのダイナミックレンジで力技で復元することができ、間一髪で助かりました。

この衣装に決まった当初は、夏目先生のあのフィギュアポスターに少しでも近づけようと、清冷で孤高、そしてどこか凛々しい雰囲気を思い描き、綿密にポーズを作り込むつもりでした。ですが撮影現場に到着して初めて、ロケーションが想像と全く異なることに気づきました。当時はお花見のピーク時で、龍美術館周辺は2歩歩けばプロ機材を構えたおじ様や、スマホで動画を撮るおば様方と遭遇する状態で、まさに人生の大先輩方で溢れかえっていました。こうした環境下で通行人の映り込みがないクリーンなアップカットを撮ることは、その日最大の難関となりました。

幸いにもその後人波を避け、あの廃線となった鉄路(線路)を見つけ出すことができました。線路がもたらす縦深感(奥行き)が画面を非常に立体的に見せ、線路上の砂利や錆の質感が年月の深みを加えてくれます。その線路の上で、私はようやく調子を取り戻すことができました。JK制服を纏った軽やかな春のシーンであるため、型にはまった硬いポーズは不向きです。当時は手に青い細長い包みプロップを持ち、反対側の肩には青いキャンバスバッグを掛けました。バッグにつけた黄色のモコモコチャームは、少しおちゃめな生活感をプラスしたくて意図的にあしらったものです。

撮影時は膝をわずかに前に突き出し、ミニスカートと白ニーソ(白ストッキング)の組み合わせ(白ニーソコーデ)を活用して脚の視覚的な長さを引き伸ばしつつ、上半身はまっすぐ伸ばしてピンとした凛とした佇まいを意識しました。個人的に最も手応えを感じた振り返りカット(線路上の1枚)は、実は次の位置へ移動しようと振り返った瞬間をカメラマンさんがスナップしてくれたものです。無意識に振り向いたその一瞬の自然な神韻が見事にキャプチャされていました。

コスプレにおいて衣装やウィッグはもちろん重要ですが、最も表現が難しいのは表情や雰囲気です。このネイビーのセーラー服に赤リボンの組み合わせはそれだけで目を引きますが、少女らしさと設定にある英気を融合させるには表情だけでは不十分です。私はウィッグに工夫を凝らし、頭頂部のアホ毛をピンと立つよう固定しました。動作が大きくなると揺れるアホ毛が、どこかお茶目で愛くるしい印象を与え、堅苦しくなりがちな雰囲気をうまく和らげてくれました。

今振り返って当時の写真を見ると、自分自身の状態がまだ模索段階にあったことを実感します。カメラマンさんがキャプションで自嘲していたように、構図は確かに少々乱れており、被写体が画面の端ギリギリに位置していたり、光の角度も粗削りで洗練されたレイヤー感には欠けていました。ですが、これこそがこの写真集の最も愛おしい部分であり、慌ただしくも春の光に包まれていた当時のリアルな瞬間が刻まれています。

レタッチの際、画面を明るくクリアにしすぎず、柔らかな光の層を残すことで、春の日の儚く夢幻的な空気を閉じ込めました。セーラー服の白ライン、赤リボン、そして線路と桜の色彩のコントラストが、一つの完成された物語の空気を描き出しています。