『原神』ブースの撮影タイムはわずか10秒という極限の制限時間。瞬時に姿勢と表情を整え、アリスというキャラクターを的確に演じ切ることが求められました。C108の現場で納得のいくカットを残すため、事前に何度も試着を重ねて細部を調整。視覚的に最も目を引くのは、複雑な金の曲線と赤い翼状の装飾をあしらった頭上の光輪ヘッドドレスです。首への負担が大きいパーツですが、10秒間の勝負で崩れ落ちないよう内部の留め具を強固に固定しました。銀白のロングヘアとエルフ耳の馴染み具合もフェイスラインに大きく影響するため、ウィッグのフィッティングにも細心の注意を払っています。
衣装のメインとなる赤・黒・白のクラシカルな配色は完成度が高く、軽やかな白のシアーブラウスに対し、真紅のアームカバーや質感のある黒のレザーグローブが鋭いアクセントを添えます。手を前に差し出すポーズではグローブが凛とした強さを放ち、腰元の幾何学的な金属パーツがダイナミックな動きに重厚感をプラス。二次元の世界からそのまま抜け出してきたような手応えを感じました。
10秒という超短時間撮影では、カメラマンさんとの阿吽の呼吸が不可欠です。1枚目は上体を前傾させ、黒い手袋の右手でカメラを捉えようとするポーズ。顎を引いてレンズを射抜くような視線に微かな笑みを浮かべ、神秘的で生き生きとしたオーラを演出しました。2枚目は左手を掲げ、より親しみやすい笑顔でアリスらしい茶目っ気を解放。ブースの青い背景が衣装の暖色系を引き立て、立体的な陰影を際立たせてくれました。周囲の熱狂とシャッター音を力に変え、10秒間にすべてを注ぎ込んだ充実のアリスコスプレ記録となりました。