『崩壊 3rd』エリシア コスプレのピンク妖精の水着を撮影するにあたり、現場の水温とライティングの事前調整が欠かせませんでした。プールの底には青と白のモザイクタイルが敷かれ、水面の反射が強かったため、光が水面の揺らぎを通り抜けて衣装の透明な青いチュールに綺麗に落ちるよう、ストロボの角度を丁寧に調整しました。この衣装にはディテールが満載で、白いフリルスカートは立体的なレイヤード感があり、裾には金色のパイピングが施されています。胸元の黒いクロスストラップは肌に食い込まず綺麗なラインが出るよう締め付け感を微調整しました。2つのリボン飾りの位置も入念に確認し、ネックレスのシェルペンダントの長さまで公式設定を忠実に再現しました。
メイク面では、ピンクのショートウィッグが照明の下で抜群の透明感を放ち、高発色な紫のカラコンにしっかりめのアイラインと広めに入れたピンクのアイシャドウを合わせることで、お人形のような愛らしい目元を作り上げました。ピンクのチークとリップはマットな質感に仕上げ、アップ撮影でもメイク崩れのない滑らかな質感を保ちました。美しい状態を維持するため、撮影の合間にも髪の毛束やフリルのシワをこまめに整えました。
プールサイドでの撮影では、ポージングの工夫も楽しい工程でした。バストアップの寄りカットでは表情や衣装上半身の細部を美しく見せられる一方、全身カットでは体幹を意識して肩やウエストのラインを整え、レッグリングやスカートの広がりがより自然に見えるようにしました。水中から振り返るポーズにも挑戦し、水面の光の屈折と背景の緑を活かしてサマーフィルムのような画面の奥行きを演出しました。水の浮力で最初は重心を安定させるのが難しかったものの、プールの縁に手を添えることで少しずつポーズを固定できるようになりました。
レタッチ作業では色彩のグラデーション調整に注力し、青白タイルのコントラストを保ちながらピンクの髪と白いドレスの立体感を強調し、肌のキメや透明感を損なわないナチュラルな美肌補正を施しました。瞳のキャッチライトも個別に描き足し、紫の瞳がより輝くように仕上げました。衣装のシワや陰影も生地のドレープに沿って整え、綺麗なシルエットを際立たせました。
通常の衣装と比べて、このピンク妖精の水着の最大の魅力は軽やかさにあります。シースルーのチュールとフリルの組み合わせは通気性が良いだけでなく、動きの中でとてもしなやかに揺らめいてくれます。キャラクターの活発な魅力を再現するため、カメラマンさんがお茶目で可愛いポージングをたくさん引き出してくれました。当時の水温は少し低めでしたが、完成したコスプレ写真の仕上がりを見て、とても特別で充実した体験になったと感じています。このスタイリングの難しさは細部の作りにありましたが、今回の撮影を通して、限られた環境下で夏のプールサイドならではの質感を表現する実践的な経験を積むことができました。