【エリシア コスプレ】バラの花の茂みに佇む妖精の記憶 - 1 枚目
【エリシア コスプレ】バラの花の茂みに佇む妖精の記憶 - 2 枚目
【エリシア コスプレ】バラの花の茂みに佇む妖精の記憶 - 3 枚目
【エリシア コスプレ】バラの花の茂みに佇む妖精の記憶 - 4 枚目

今回のエリシアの写真を整理し始めた頃、北京の気候はすでにかなり蒸し暑くなっていました。しかし、ちょうどバラの花が見頃を迎えており、当日の日差しにも恵まれたため、カメラマンさんとこの撮影を決行することにしました。衣装のメインカラーは赤と白で、ハート型の金属パーツやリボンがたくさんあしらわれています。単色の白や赤のドレスよりも花畑の中でひときわ目を引き、適度な光沢感が画面に透き通るような透明感をもたらしてくれました。

ヘアメイクでは、ピンクのウィッグに少し明るめのトーンを選び、直射日光の下でも重く見えないように工夫しました。キャラクター特有の軽やかさを出すためにレイヤーを入れてカットし、髪色に馴染むカラコンをセレクト。屋外の強い日差しの中では濃いメイクよりも清潔感のある仕上がりの方がカメラ映えするため、目元は極力ナチュラルに整え、細かなラメを乗せて瞳のキャッチライトを強調しました。

衣装の準備は工程が多く、何層にも重なるスカートに加え、セパレート仕様のアームカバーやレッグリングを整える必要がありました。屋外撮影では風の扱いが難しいものですが、当日は心地よいそよ風が吹き、4枚目のカットのようにスカートの裾やリボンがふわりと宙に舞う躍動感ある瞬間を捉えることができました。1枚目のようなバストアップの寄りや、手前の花を前ボケにして主役を引き立てるアングルなど、様々な構図を試行。人通りの少ない静かな場所を選んだため、終始集中して撮影に臨めました。

今回の光環境は基本的に硬質な光で影もしっかり落ちるため、レタッチではハイライトを中心に調整し、赤と白の生地本来の質感を大切に残しました。花畑での撮影では枯れ枝の写り込みを避けつつ、顔や身体にしっかりと光が当たる位置をキープすることで、肌の白さと透明感を際立たせています。バラの花本来の鮮やかさに寄り添うため、カメラマンさんと相談して全体のトーンをピンクホワイト寄りの高彩度へと仕上げました。

スタジオでの撮影と異なり、ロケ撮影のコスプレ撮影は急な雲の動きや風の止み間など不確定要素が多いものの、事前準備を丁寧に行っていたおかげで臨機応変に対応できました。写真を通じて満ちあふれる生命力を感じていただけたら嬉しいですし、思い出に残る大切な作品となりました。

撮影前にはエリシアのキャラクター設定を改めて見つめ直しました。とても明るく愛らしい性格なので、静かに佇むだけでなく、お茶目な仕草やレンズ越しの視線のやり取りを意識。妖精のような佇まいを表現するにあたり、帽子の羽根飾りが落とす影が瞳を遮ってしまわないよう、影が額の上に綺麗に落ちる角度をカメラマンさんが細やかに導いてくれました。

全体として、衣装の精巧な仕立てと豊かな自然光が見事に調和した仕上がりになりました。光沢のある生地感と風の演出が合わさったことで、基本的な色調整だけで理想の二次元の世界観を形作ることができました。装飾の多いキャラクターのコスプレは体力と集中力を要しますが、彼女の魅力を余すところなく表現でき、心から満足のいく撮影となりました。