今回の撮影テーマは『鳴潮』に登場するエイメスで、どこかレトロでアカデミックな空気が漂于この蔵书室をシチュエーションに設定しました。メイクを仕上げる際、メイクさんと何度も話し合い、キャラクターの持つ知性的で少し神秘的な特質を表現したいと考えました。この衣装のシルエットは非常に独特で、白をベースに金色のラインと黒の装飾があしらわれ、幻想的なブルーパープルのリボンが組み合わされています。特にこのオーダーメイドの薄ピンクから白へのグラデーションウィッグは、質感がとても軽やかです。あの特徴的な流線型の白い羽と星の髪飾りを身につけると、キャラクターとしての存在感が一気に際立ちました。胸元のタトゥーシールは、ゲームの原画通りに衣装・小道具チームが1対1(実物大)で制作してくれたディテールで、こうした精巧なミニマムな再現がとても気に入っています。
撮影当日、カメラマンの@小內 INNI 先生は光と影のコントロールに非常にこだわってくれました。窓からの自然光が格子窓を通して顔に差し込み、非常に透明感のある雰囲気を演出してくれました。背景にある歴史を感じさせる木製の本棚、レトロなキャンドルスタンド、そして机の上に置かれた、麻紐で縛られた少し黄ばんだ古書や羽ペンが、画面全体のストーリー性をぐっと高めてくれています。実際、撮影中はすっかり集中してしまい、まるで古書をめくりながら真理を追い求めるあの世界へ本当に足を踏み入れたかのような感覚になりました。より自然な躍動感を捉えるために、本を抱えて読みふける仕草や、羽ペンを手に取るなど、いくつかのさりげない動きを試しました。この衣装は一見すると軽そうに見えますが、着用や調整にはかなりの時間がかかりました。特にリボンのドレープ感を最高の状態にするためには、何度も手直しが必要でした。仕上がった写真を見た時は本当に感動しました。キャラクター本来の聡明さを残しつつ、現実の図書館のシチュエーションならではの静けさと温もりが見事に加わっていました。