今回の『アークナイツ』エイヤフィヤトラ コスプレ撮影では、本物の羊小屋をロケーションに選びました。作り物の背景ではどうしても生きた臨場感に欠けてしまうため、以前からリアルな牧場で撮りたいと考えていました。事前にロケ地と調整を行い、衣装と小道具を準備して臨みましたが、当日は天候にも恵まれ、夕暮れ時の柔らかな夕陽が暖かみのある黄金色に降り注ぎ、キャラクターの世界観にぴったりでした。
衣装のディテールは非常に豊富で、ドレスは紫がかったグレーのグラデーションに襟元や袖口の赤と黒のアクセントが映え、しっかりとした重厚感のある生地で仕立てられています。羊角付きのウィッグやふわふわのファー襟と合わせることで、全体の再現度が一気に引き立ちました。小道具の杖はずっしりと重く、草原を歩きながらポーズをとるのは想像以上に体力を要しました。また、黒ストッキングと厚底ロングブーツを合わせたスタイリングは、独特の世界観を際立たせるだけでなく、牧場内を歩く際の防滑・防虫対策にも役立ちました。暑さはありましたが、スタイリングを完璧にするために頑張りました。
撮影中何より楽しかったのは、羊たちとのふれあいです。子羊たちはとても人懐っこく、本を覗き込んできたり、衣装を引っ張ったり、白い子羊が一頭ずっと私の杖をかじろうとしたりしていました。穏やかで心を通わせるような空気感を切り取るため、極力静かに動き、しゃがんだり干し草の山に腰掛けたりして、羊の群れが自然と周りに集まるのを待ちました。しゃがみ姿勢で撮った写真は、光輪(ハレーション)と綺麗な脚のラインが合わさり、とても情緒的な1枚に仕上がりました。
カメラマンさんとの連携もスムーズで、柔らかな質感を出すために逆光を活かし、レタッチでもソフトフォーカスのニュアンスを取り入れました。本物の屋外環境だったため、スカートに枯草がついたり羊の匂いが強かったりして、撮影中もファー襟やスカートの裾をこまめに整え、メイク直しも何度も行いました。体力と根気が試される撮影ではありましたが、牧場で子羊たちと寄り添う物静かな少女という、心に描いていたエイヤフィヤトラの姿を見事に表現でき、ナチュラルで愛らしい雰囲気に包まれたコスプレ作品となりました。忘れられない素晴らしい体験となり、写真にあふれる温もりが皆さんにも届くことを願っています。