アーミヤのこの田園をテーマにした田園風コスプレ写真を撮影するにあたり、実は事前のリサーチや考察を重ねました。従来のような重厚で壮大な終末世界のスタイルを採用するのではなく、あえてもう一つの日常のライフライン、生活の次元へと切り込んでみたのです。今回のテーマ名である「アーミヤの小さな庭園」が示す通り、できるだけリラックスした、自然に寄り添うような状態を表現したいと考えました。
今回の機材構成ですが、ボディにキヤノンEOS R6 Mark IIを使用し、レンズにはタムロン(騰龍)35mm F1.4 SPの大口径単焦点レンズ、そしてキヤノン純正マウントの50mmと85mm F1.2を組み合わせました。ここで撮影中の機材の使用感について簡単にシェアします。35mm F1.4は全体の環境を説明するのに非常に適しており、特に画像1枚目のレトロな黄色い自転車や玄関ポーチの全景がきれいに収まります。一方、50mmと85mmのボケ味は極めて強力で、バストアップ of クローズアップや一部の小物を撮影する際、背景の緑や花びらをまるでクリーミーなソフトフォーカス(散景)のように自然に溶け込ませてくれます。
衣装や小道具の準備において、手に提げているこの小さなラタンのバスケットは、作品全体のまさに「画竜点睛」のディテールと言えます。中には「上好佳(Oishi)」のスナック菓子を数袋入れていますが、これは普段プレイヤーの間でアーミヤに付けられている非常に親しみやすいニックネームのネット梗(ミーム)に由来しています。これにより、出来上がった写真はただ美しいだけでなく、どこか生き生きとしたチャーミングな魅力が加わりました。
ロケーションの選定について言えば、このガーデン実景スタジオは今回のドレスにこれ以上ないほど完璧にマッチしていました。園内にはレモンの実をつけた柑橘類の木がたくさん植えられており、緑の葉と黄色い果実のコントラスト、その暖色系のアクセントが、クールホワイト調のドレスの冷たさを程よく中和してくれます。庭のいたるところに垂れ下がるシダ植物や、満開の青いアジサイ、そして太阳に向かって咲くヒマワリは、いずれも格好の前景フレームや背景の引き立て役になってくれました。スタジオ撮影のセットでは表現しがたい、あの夏ならではの瑞々しい活力を引き出すことができ、髪の毛の隙間を風が通り抜けるようなリアルな質感こそが、今回のコスプレ撮影で最も満足している部分です。
ヘッドアクセサリーに関してですが、うさ耳のような大きくて柔らかい造形物は、屋外だと風の影響を受けて形が崩れやすいため、内部にあえて硬いワイヤーを入れて補強を施しました。これにより、屋外を歩き回っても耳の輪郭がピンと綺麗に立ち、へたってしまうのを防ぐことができました。
レタッチ(色調补正)のプロセスでは、Lightroom(LR)を使用しました。今回の全体的な方向性としては、ややハイキーで軽やかなフィルム風の質感を目指しました。全体のコントラストを下げ、わずかにシアン・グリーン寄りのトーンを加えつつ、日差しの下での環境光を少し抑えることで、顔の肌の透明感をキープし、全体の色調をよりクリーンで柔らかい印象に仕上げました。特に画像5枚目と6枚目に見られる、この低彩度のグリーンとドレスの赤・青のコントラストは、LRのローカルカラー調整のおかげで非常に目に優しい、美しい仕上がりになっています。
ウィッグのセットには、実はかなりの時間を費やしました。アーミヤの髪型は数房の毛束が前方にハネているスタイルなので、うさ耳のヘッドドレスと組み合わせて多角的なアングルから撮影する際、前髪や両サイドの揉み上げの毛流れが写真の中で不自然に崩れないよう、常に神経を尖らせる必要がありました。幸いにも、EOS R6 Mark IIのリアルタイム瞳AFシステムが非常に優秀だったため、画像3枚目の窓越しのカットでも、画像4枚目で腰を下ろした瞬間でも、フォーカスポイントが正確に瞳を捉え続けてくれました。
総じて言えば、今回の撮影アクティビティは単に一連の作品(正片)を仕上げただけでなく、心身ともに癒される素晴らしい散策体験となりました。二次元のキャラクターを現実の自然なロケーションに見事に融合させ、50mmや85mmの大口径レンズの力でスカートのフリルのディテールを精緻に描き出し、さらにLRの後処理で光のわずかな粗を補正する。こうして完成した二次元ポートレートは、彼女の持つ優しい魅力を十二分に伝えつつ、これまでの固定観念的な設定のイメージを覆すものとなりました。