今回が私にとって初めての本格的なコスプレ写真集(本番撮影)となり、選んだのは『原神』よりバーバラのクリスマス衣装でした。正直なところ、男の子が女装して挑む男性コスプレということで、準備期間中はかなりのプレッシャーを感じていました。昔からバーバラというキャラクターが大好きで、彼女の活発でありながらどこか包み込むような優しい佇まいに惹かれていたのです。ちょうどクリスマスシーズンが近かったこともあり、このクリスマス風の衣装を形にしようと決意しました。
撮影ロケーションには「馬猴焼酒(魔法少女)」スタジオを選びましたが、内装のセットがとても幻想的でした。白いアイアンベッドに透け感のある天蓋カーテン、床に敷き詰められた白のファーラグなど、全体の雰囲気がバーバラの世界観に完璧にマッチしていました。当日はゆるふわにカールを施した金髪ウィッグを着用し、トナカイの角カチューシャを装着して、両サイドに赤黒チェックのリボンを留めました。この角のヘアアレンジは、メイクとスタイリングの中で一番のお気に入りです。キャラクターを忠実に再現するため、青いカラコンを装用し、ピンクを基調とした少女らしいメイクを施して、頬には少し強めにチークをのせました。
衣装は王道のクリスマスレッド×ホワイトの配色で、オフショルダーのデザインに白いファーのトリムがあしらわれ、胸元には赤黒チェック柄の金の星付きリボンが輝いています。ウエストがキュッと絞られたアンブレラスカートの裾には金糸と黒の切り替えが施され、裾まわりにもふんわりとした白いボアがあしらわれています。全体のコーディネートに合わせて白のタイツ(白ストッキング)を履き、足元には赤いハイヒールを合わせました。小道具には赤と緑のギフトボックスと、ずっしりと質感のある大きな金のベルを用意しました。
撮影が始まった当初は、カメラを向けられて本当に戸惑うばかりでした。どうすれば不自然にならず、可愛らしく違和感のないポージングができるのか全く分からなかったからです。特にスカートの裾をつまんだり、床に座ってポーズを取ったりする仕草は、男性の骨格ではどうしても動きが硬くなりやすく、照れやぎことなさを克服するのに苦労しました。それでもカメラマンさんがとても辛抱強く誘導してくださり、「プレゼント箱や金の鈴を手にして、みんなにクリスマスの贈り物を配っている場面を思い浮かべてみて」と声をかけてくれました。シャッター音が重なるにつれて少しずつ役に入り込むことができ、最初の緊張もいつの間にかほぐれていきました。
後処理のレタッチでは透き通るような透明感ある光の質感を残し、白いベッドと赤いドレスのコントラストが鮮やかに際立つ仕上がりになりました。最初の衣装選びやテストメイクから、現場でのライティングの相談や体勢の微調整に至るまで、全行程を通じてコスプレに対する理解がぐっと深まりました。ただ衣装を着て写真を撮るだけでなく、頭のてっぺんから爪先までキャラクターの心情を推し量り、立体的に形作っていくプロセスそのものなのだと実感しました。初めての挑戦ゆえにポージングの硬さや表情管理など至らない点もたくさんありましたが、完成したクリスマス写真のデータを見たとき、確かな一歩を踏み出せたと心から思えました。2年前のこの写真たちを見返すたび、当時の胸の高鳴りが鮮やかに蘇ります。1カットのために何度もポーズを直したひたむきな熱意を思い出し、今後のコスプレの歩みにおいてもっと堂々と自信を持って挑もうという勇気をもらっています。