百林公園でバーバラの野外撮影(ロケーション撮影)をしてきましたが、今回のロケ地選びは期待以上でした。
こちらの建物はオフホワイトのローマ柱とドーム状の東屋(パビリオン)がメインで、地面も明るい色の石畳になっており、全体的な色調が非常に清潔感にあふれています。キャラクターの衣装自体が白と青を基調としたオフショルダータイプなので、このような建築背景の中で撮影すると、キャラクターが景色にすっかり溶け込んだような視覚的質感を生み出すことができます。ロケーション撮影では、このような柔らかい光や曇りの日を選ぶのが一番適しており、散乱光が白いドレス、白ニーソ、顔に当たることで非常にソフトに映り、顔にきつい影が落ちる心配もありません。今回の撮影アングルは、スカートのレイヤー感と脚のプロポーションをより良く表現できるよう、ローアングルか目線の高さ(アイレベル)を中心に選びました。
衣装のディテールにも特によく気を配りました。頭には白い花と深紺に金縁の十字エンブレムがあしらわれた帽子を被り、襟元には深いピーコックブルーの大きめのリボンを結び、オフショルダーの袖と合わさることで全体的に軽やかな印象を与えてくれます。手には青緑の宝石飾りがついた上製本の魔法魔導書を持ち、本の手触りや金縁が光の下で美しく輝きます。下半身は透け感のある白いタイツ(ストッキング)に繊細な柄が施され、ダークカラーの厚底マリージェーンシューズと合わせることで、古典的な学園風と魔法使いが合わさったような混搭感が引き立ちます。
ただ、この衣装のデザインについてはちょっと愚痴を言わせてください。オフショルダーの構造上、ポーズをとるたびにどうしても下へ滑り落ちてしまうのです。撮影前にあらかじめ針と糸で肩のフロント部分を軽く固定しておいたので、今度は大丈夫だろうと思っていました。しかし撮影後半になると、今度は後ろの肩部分が弾け飛んでしまいました!現場では本当に泣き笑い状態で、まさに「縫い物はバーバラにおまかせ」というネタそのものでした。コスプレを頻繁にする身としては、こうした野外ロケでのアクシデントは慣れっこですが、遭遇するたびに撮影プロセスには予期せぬ驚きが満ちていると感じます。実際、大柄なスカートやオフショルダーデザインの場合、見た目の美しさだけでなく動いた時の衣装の安定性も考慮し、事前によく生地と負荷のかかるポイントをテストしておく必要があると痛感しました。
具体的なポーズの撮影では、いくつかの異なる状態を試してみました。例えば画像2のように本を胸の前で抱え、頭を少し傾けた座りポーズでは、襟元、リボン、レース、そして本自体のディテールを一度に見せることができます。画像3のように脚を少し前に伸ばしたポーズでは、厚底シューズと白ニーソコーデの効果で視覚的なプロポーションが引き伸ばされ、どこか物憂げでリラックスした雰囲気を出せます。後半の立ち姿のバストアップや全身カットでは、主に背景のローマ柱をボカして被写体を引き立てました。画像5の振り向くポーズは肩のラインと首の伸びやかさが特に試され、背景のダークカラーのドーム建築とのコントラストが素晴らしい効果を生み出しています。
実生活のロケーションで二次元コスプレ(アニメキャラ)を再現することは、単に衣装を「着る」だけではなく、空間全体の雰囲気を作り出すことが求められます。百林公園の庭園感と建築エレメントは、キャラクター設定の背景を見事に補い、平面的だった衣装を立体的な性格表現へと変えてくれました。特にスカートの裾にあしらわれた金色の十字刺繍レースは、現場の光を浴びて繊細な織物の質感を漂わせています。衣装が脱げやすいというトラブルはあったものの、大好きなキャラクターを通してこうした「世界観の再現」の喜びを感じられることこそが、私が二次元コスプレ撮影に情熱を注ぎ続けられる理由です。
持ち帰って衣装を縫い直し・補強することになろうとも、写真の中にキャラクターと風景が融合した瞬間が記録されていれば、ロケーション撮影の中で流れるリアルな臨場感はそれだけで十分に貴重な宝物なのです。