膨大な舞台劇のスチル写真からこれらのミーム素材を厳選するにあたり、数々の取捨選択がありました。このミームを作っている間、チャイナジョイのバベルのステージで見せた狂気的なテンションをずっと思い出していました。ウィシャデルというキャラクターは強烈なギャップがあり、冷酷非情さから苛烈な激しさまでその振り幅は非常に大きいです。黒のタクティカルレザージャケットを羽織り、ウィッグと赤い角をセットして役に没頭していくプロセスは実に不思議な感覚でした。神経質な危うさを表現するため、大きく目を見開いた驚愕の表情や、床に押さえつけられて崩れ落ちる瞬間など、所作の中に誇張された静止や爆発的な動作を多く組み込みました。写真を受け取った後、すぐにキャプションをつけてミームに仕上げようと思い立ちました。一連の舞台劇の演技から1コマを切り出すと、思いがけない面白いカットが生まれるからです。あの特有の眼差しを再現するため、稽古では見下すような呆れた視線を何度も練習しました。選定の過程では、暗すぎたり背景が雑多だったりして諦めた写真も多くありました。一方で嬉しい誤算もあり、例えば餌付けされているアップの写真はステージ上での即興のアドリブでした。台本にはなかったものの、その場のノリに合わせて演じたところ、素晴らしい瞬間が切り取られていました。文字の入れ方も複雑にしすぎず、ストレートさを重視しました。例えば剣を振る動作に「ゴミはゴミ箱へ」というテキストを合わせた画像は視覚的インパクトも抜群です。また「そこで動かずに待っていろ」というセリフは、舞台上の立ち回りで動き疲れた私を仲間がからかったネタでした。バベルの劇団チームは息がぴったりで、舞台裏でも小道具を使って冗談を言い合っていたことが、多くの即興演技に繋がりました。フル装備で舞台照明を浴びるのは非常に暑く、衣装の重さに耐えながら立ち位置と表情管理を両立させるのは体力の限界に挑む作業でした。しかし、この生の臨場感と没入感があったからこそ、本当にキャラクターになれたと実感できました。ミーム作りは二次創作のひとつの形であり、スクリーンショットを見返すと、自分でも記憶にないような表情がたくさん切り取られていました。周囲の赤い幕や柱が重厚で圧迫感のある雰囲気を演出し、キャラクターの気質にとても合致していました。大きなコラージュ画像を整理しているときは笑いが止まりませんでした。ステージで吹き出しそうになった瞬間も含め、どの写真の裏にもエピソードがあります。チャイナジョイの会場は人通りが多く精神力も試されましたが、観客の歓声が大きな原動力になりました。この一連のミームは自分自身の笑いの源であると同時に、ファンの皆さんへのプレゼントでもあります。次回の舞台劇を楽しみにしていただき、また新しいスチル素材でお届けできればと思います。