今回の『鳴潮』フィービーのコスプレ第2弾において、最大の難所はあの巨大な白い帽子でした。つばの影がこれほど広範囲に落ちるとは想定しておらず、少しうつむくだけで顔全体が影に覆われてしまい、序盤はボツカットを連発してしまいました。顔まわりの暗さを解消するため、ソフトボックスの位置を大幅に見直すことで、ようやく澄んだ透明感のあるライティングを作り出すことができました。
美術セットには青いアジサイと白いドレープ布を贅沢にあしらい、床には白い円形ステージを配置。神聖で厳かな世界観を演出するため、柔らかい光が回るスタジオを厳選しました。衣装の質感も素晴らしく、特に青黒の切り替えリボンや金色のタッセルは歩くたびに美しい躍動感を描いてくれました。一方、最も苦戦したのが金色の杖です。予想以上の重量があり、5枚目のレンズへ手を差し伸べるポーズでは、手首の力だけでブレずに固定するのに苦労しました。白ストッキングは脚長効果が抜群な反面、非常に伝線しやすいため、ステージの粗い角に引っ掛けないよう細心の注意を払いました。
写真撮影では多彩な画角を駆使し、望遠レンズで空間を圧縮しつつ、座りポーズには広角レンズを用いて脚のラインを美しく引き延ばしました。不自然な体型補正を避け、元データの持つ澄んだトーンをそのまま残すことでナチュラルな美しさを重視。第1弾と比較して、今回は衣装の重厚なレイヤードと脚線美の表現にフォーカスしました。汗だくになりながらの撮影でしたが、青白の花海に包まれた白ストッキングのスタイリングは、ゲームの設定と見事に調和しています。視線にも少しクールで神秘的なニュアンスを込めました。フィルム調の上質な陰影とシネマティックな光を閉じ込めたこの作品を、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。